MGA 加盟倶楽部紹介

取締役総支配人　東本裕治さんに聞きました

★リゾートコースのゴルフ場として、白山ヴィレッジは1990年（平成2年）に開業。
ココパリゾートクラブ （CRC)には、白山ヴィレッジ、三重白山、三重フェニックスの３つのゴルフコースがあり、その中の白山ヴィレッジの敷地内にはハワイアンスタイルでくつろげるホテルシャトーフェニックス、黒川紀章氏設計の白亜の10階建て・ホテルアザリア、アメリカンパイン丸木材仕上げのコテージ、１室8名まで利用できるヴィラ・ココパの４つの宿泊施設、さらに10面のテニスコート、ガーデンプール、レストランなどが点在しています。
これらを構想し、作り上げたのが先代の福田純一社長で、「海外で有名なリゾートコースのようなゴルフ場を作りたい」と、まずは1986年（昭和61年）に三重白山ゴルフクラブを開業、続いて1990年（平成2年）に、この白山ヴィレッジを、さらに1998年（平成10年）に三重フェニックスを開業しました。白山ヴィレッジは当初、27ホールでしたが、1993年（平成5年）に36ホールになり、また、1998年（平成10年）にホテルシャトーフェニックスがオープンしました。
ココパリゾートクラブ の名称でグループ化したのは2008年（平成20年）です。

★宿泊してゴルフする。リゾートコースならではのクラブライフを満喫してほしい。
宿泊施設が充実していることが、CRCの最大の魅力です。宿泊して、美味しいものを食べて、ゴルフを楽しむ。ゆったりと心地よい時間を過ごしていただきたい。お客様の中には、ゴルフではなく三重県観光等で宿泊だけの方もいらっしゃいます。ホテルシャトーフェニックスには、榊原温泉と同じ泉質を持つ天然大浴場があり、白山ヴィレッジはもちろん、三重白山や三重フェニックスでゴルフした後に、無料で入っていただけます。大きいお風呂でのんびりできると好評です。
また、コース内にあるコテージは、ツインタイプ20室、ファミリータイプ20棟、ニューファミリータイプ35室あって、それぞれに雰囲気があるので人気が高いですし、ホテルアザリアは200人収容の宴会場・研修室もあるので団体やグループ、合宿などにもよく利用されています。ゴルフ以外にも10面あるテニスコートは関西のほとんどの大学テニス部が合宿をするほど定着しています。

★いよいよ今秋に開催の日本女子オープンに向けて、準備真っ只中。
2015年に日本シニアオープンを開催してから4年が経ち、今秋は、待望の日本女子オープンを開催することになりました。コースの改修を含め、準備を着々と進めてきましたが、大会まで３ヶ月の今は、NHKやJGAとの打ち合わせも頻繁に行い、素晴らしいオープンに仕上げたいという思いでいっぱいです。
今の女子プロゴルフ界は、次から次へとニューフェイスが活躍して、競技がとても華やかですよね。日本のプロはもちろんですが、女子オープンともなると畑岡奈紗も帰ってきますし、アメリカツアーで活躍している選手が何人も参戦しますから、ぜひ、彼女たちの素晴らしいプレーを間近で観てください。期間中は、近鉄・伊勢中川駅からギャラリーバスを運行します。

★これまでにいろいろな競技を開催。
この秋の日本女子オープンは、2015年に第25回日本シニアオープンを開催して以来のJGAオープンとなりますが、CRCの３つのゴルフコースでは、2009年から毎年、プロアマ問わず、さまざまな公式競技を開催してきました。中でも白山ヴィレッジゴルフコースで何年も続けた競技としては全国高校・中学ゴルフ選手権大会（通称、緑の甲子園）や、日本ゴルフツアー機構のファイナルクォリファイングトーナメント（QT)がありますし、2010年には日韓共作制作ドラマ「赤と黒」の舞台として、コースやホテルで撮影を行ったりもしました。
公式競技を開催することは、コース管理の面でもおもてなしの面でも従業員のスキルアップにつながっていて、とても良いことだと考えています。

★敷地内に、従業員用の寮を完備。
ここの特徴として、従業員用の寮があります。白山ヴィレッジだけでなく、三重フェニックスや三重白山の従業員も住んでいます。２DKの広さがあるんですが、家賃がすごく安くて、月に12000円。２人でシェアする場合は無料になります。食事は自炊が基本とはいえ、昼は社員食堂が完備されているので過ごしやすいと思いますよ。リゾートで働きたいと思っている方はぜひ、声をかけてください。

★入社37年目の東本総支配人は、ゴルフ場の枠を超えた仕事領域。
私が入社したのは1983年（昭和58年）、24歳の時です。当初は三重白山ゴルフクラブで勤務していましたが、平成2年に白山ヴィレッジ開業と同時にこちらに移り、その後、38歳ごろに支配人になりました。今60歳なので、支配人も20年以上になりますね。三重県ゴルフ連盟の中でも１、2番を競う古株になっちゃいました（笑）。ゴルフ＆宿泊のお客様には、ホテルの手配とかしますし、ゴルフ場だけで仕事が終わらないので、なんだかいつも忙しい状態。特に今は、女子オープンが控えているので、気が抜けない時期です。それでも、おかげさまで、女子オープンのボランティアはすでに締め切りとなるほどですし、みなさんが楽しみにしてくださっているのがわかるので嬉しい限りです。

★レストランはメニュー豊富。
朝食はバイキング式。昼はセットメニューから単品まで幅広く用意している。
人気のメニューをご紹介。

国産若鶏の唐揚げ　甘酢たれ添え　1300円（税別）

自家製やわらか豆腐の麻婆豆腐　1400円（税別）

麻婆豆腐にお好みでかける山椒オイル。結構病みつきになる風味だ。

自家製湯葉とろざる蕎麦　天ぷら付き　1600円（税別）・・・本来は湯葉ととろろがついている。

★日本女子オープン　オリジナルグッズ販売
キャディバッグやウエアをはじめ、JGAオリジナルグッズがいろいろ販売されている。

★プロショップ
ゴルフパートナーの直営店がクラブハウス内に。

所属の谷岡達弥プロが案内してくれた。

◆◇クイーンコース◆◇
日本女子オープンのコースとなるクイーンは、広々とした印象のホールが多いが、グリーンは大きく、傾斜があるため、スコアメイクにはパッティングの正確さが必要となる。攻略は、基本的に手前からが鉄則。
18ホール　Par72　
Champion7018yd、 Regular6351yd、 Front5888yd、 Ladies5259yd

★1番H（Par4/C399yd、R366yd、F344yd、L312yd)
正面にグリーンが見えるストレートなミドルホール。第２打地点からはやや打ち上げ。その辺りからグリーンにかけて、右サイドにコテージが点在している。

★2番H（Par5/C525yd、R492yd、F470yd、L437yd）
右ドッグレッグした後、グリーンは左方向で、スネークラインのようなレイアウト。今回の日本女子オープンに向け、右のバンカー群に立っていた木を何本か切ったことで、ティーイングエリアからの景観がスッキリとした。グリーン手前にもバンカーがいくつもある。グリーンは３段なので、ピンのある段に乗せることが肝心。

★4番H（Par3/C180yd、R148yd、F128yd、L98yd）
高低差６ヤード、打ち下ろしのショートホール。以前は２つに分かれていたグリーンを一つに改造し、大きなグリーンになった。

●5番Hから6番Hまでが、クイーンコースの中でジョイントが最も長い。ホテルシャトー側に6番から9番がある。

★6番H（Par5/C591yd、R558yd、F536yd、L470yd）
ティーイングエリアからグリーンまでひたすら上りのロングホール。クイーンコースで最もタフなホールである。距離はたっぷりあり、ロングヒッターでもなかなか２オンは難しい。特に、アゲンストの風が吹く冬場は、パーセーブを意識した攻略が正解となる。日本女子オープンでは、このホールがスタートホールとなるかもしれない。

★7番H（Par4/C405yd、R383yd、F361yd、L317yd）
ティーイングエリアからの視界は、右からも左からも木々がせり出し、落とし所が見えない。打ち下ろしだが、狙い目は、右の林の上で、刻むこと。正面に見えるカート道路の左はOBで、カート道を超えると池で、レッドペナルティエリアとなる。

★9番H（Par4/C392yd、R350yd、F328yd、L295yd）
一見何もないように見えるが、グリーン手前に池が待ち構えている。第１打の狙い目は、右サイド。グリーン方向に打つと、そこはラフになっている。レギュラーティーから谷岡プロはアイアンを使ってフェアウェイをキープした。

★12番H（Par3/C190yd、R151yd、F131yd、L110yd）
池越えのショートホール。北からのアゲンストの風が強い日は、一気に難度を増す。

★14番H（Par5/C563、R509yd、F487yd、L454yd）
右ドッグレッグのロングホール。ショートカットして、林越えすると、２オンも可能になってくる。第２打からは打ち上げ。左はOB。

★15番H（Par4/C476yd、R416yd、F394yd、L339yd）
距離があり、インコースで最も難しいミドルホール。第１打はやや打ち下ろし。レディスティーからは正面に隣のホールのティーイングエリアが見えるため、第１打の方向は、右寄りが良い。左はOB。グリーンは２つあり、右がメイングリーンとなる。

★17番H（Par4/C388yd、R339yd、F317yd、L295yd）
距離の短いミドルホール。第１打は、左は落としてもセーフだが、右はOBとなる。グリーン手前にバンカーがあり、ピン位置によっては厄介なハザードだ。この日のピンはバンカー上の右奥にあり、「ここが一番難しい場所」と谷岡プロ。

★18番H（Par5/C574yd、R519yd、F476yd、L437yd）
右サイドに佇むホテルアザリアが特徴的な、名物ホール。左ドッグレッグのパー５。第１打は、まさにホテルに向かって打っていくイメージ。レギュラーティーから275ヤードで池に入る。第２打は池越えとなるが、右に行き過ぎると柵を越えてOB。打ち上げになるので番手を大きめにするのが良い。

★1番H（Par5/B512yd、R481yd、F452yd、L419yd）
まっすぐに打ち下ろしていくロングホール。右サイドはOB。バンカーに入れなければ、バーディが狙える。

★９番H（Par4/B351yd、R318yd、F296yd、L264yd）
緩やかに上っていく距離の短いパー４。フェアウェイが狭く、両サイドがOBとなっている。距離はないので、ドライバーを使わず、方向性を大切にティーショットを打ちたい。

★10番H（Par4/B383yd、R350yd、F328yd、L295yd）
やや上りのホール。右左のOBに気をつけながら、正確なショットを。

★18番H（Par4/B402yd、R378yd、F356yd、L323yd）
打ち下ろしのミドルホール。左右ともにOBゾーン。グリーン手前に池があるが、ティーイングエリアとの高低差は18ヤード。