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Mie Golf Mie Golf Association

三重県ゴルフ連盟

事務局だより

◆3eの日◆加盟倶楽部紹介<美杉ゴルフ倶楽部>

2017/03/02(Thu) 23:28:02
加盟倶楽部紹介

人生小説を読むように・・・。 標高400mに仕立てた、18のドラマ

美杉ゴルフ倶楽部

副支配人 田中貞行さんにご案内いただきました。
★久居から50分。近くないけれど、大自然がお迎えします。
風光明媚な景色の中を行く鉄道で知られるJR名松線が通る場所。今は津市美杉町と地名変更されていますが、今となっては貴重な、豊かな大自然が広がっています。倶楽部へのアクセスは、美杉町のほぼ中央にある北畠神社を過ぎるとほどなく案内看板がありますから、そこから山道を上がります。クラブハウスまでのうねうね道、標高600メートルまで登りきると、広々とした空間があらわれます。
伊勢道・久居インターから50分、名阪国道・針インターから60分と距離にあるゴルフ場は、お客様からは、「空気が澄んでいる」「夏でも涼しい」「思ってた以上にフラットだった」など喜んでいただいています。
★若者が木こりに育っていく青春映画「ウッジョブ」の舞台が美杉町。
まさに手つかずの美杉町の大自然を舞台に、2014年には映画「ウッジョブ(WOOD JOB)」が公開されました。この映画は「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督が人気作家・三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」を映画化した青春ドラマで、染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明らの俳優陣が出演。美杉の美しい自然がふんだんに表現されました。2013年から16年3月までの三重県観光キャンペーン~実はそれ、ぜんぶ三重なんです!~では、ロケ地となった町のあちこちが紹介されました。
★コース設計監修は、加藤俊輔氏。
美杉ゴルフ倶楽部の開場は1988年(昭和63年)4月。設計監修は、「自然から得たものは自然に帰す」を設計ポリシーとする加藤俊輔氏です。加藤氏はコースについて「ゴルフの正統であるワングリーンを採用。100%サンドファンデーションのうえに、均一でクオリティの優れたベントグリーンにしています。コースは各ホールともブラインドホールがなく、周辺の美しい杉の山を借景としてバランスよく落ち着いたレイアウトとし、全体としては距離をおさえながらも各ホール毎に戦略性を豊かに取り入れたところが設計のポイントです。これは近代ゴルフの大きな特長であり、ゴルファーにコース攻略の楽しさを提案しています」と語っています。
また、加藤氏は2011年(平成23年)10月23日、美杉GCを久しぶりに訪れた際に、コース設計への想い、当時のコース設計のエピソード、これからのコースの改造案やイメージなどいろいろなお話をされました。その様子などは現在、クラブハウスに掲示してあります。

★山の頂上に仕上がった、アップダウンの少ない18ホール。
距離はバックティーから6606ヤードと短め。しかも、コースはアップダウンが少なくフラットですから回りやすいと思います。ただ、各ホールにトラップがあるため、飛距離の出る上級者にはかえって厳しい設計、逆に素人というかアベレージゴルファーには優しいと言えるかもしれません。他方、グリーンは難しいと皆さん言われます。2段、3段グリーンのピンポジションによっては、一筋縄ではいかない。特に下りラインはなかなか手強いですね。
<支配人について教えてください>
★副支配人になったのは一昨年から。まだまだ未熟です。
美杉GCに入ったのは13年前で、長らく総務にいました。2009年(平成21年)今のNHGグループの傘下に。那智勝浦GC(和歌山県)、妙高高原GC(新潟県)、エムズGC(北海道)も同じグループです。NHGの由来は、「Nature(自然)とHealth(健康)とGolf(ゴルフ)」で、ゴルフ場のほかにも食品関係のお店も運営しています。
美杉GCに来る前を合わせると、ゴルフ場勤務は25年くらいになりますね。今47歳、副支配人は3年目で、まだまだ未熟ですが会員、従業員に助けてもらっています。余談ですが、僕が初社会人となったのは近鉄入社なんです。電車の車掌をしていましたが、同僚で運転手をしていた米野修行さんが桔梗が丘ゴルフコースの副支配人になられ、委員会でばったりお目にかかった時は、本当に驚きました。世の中、狭いなあって思いましたね。

<クラブの話題>

★ランチバイキングは、美味&豊富な種類
ハーフタイムの食事は、チャーハン、カレー、パスタ、サラダ、煮物、揚げ物からデザートまで種類豊富にメニューが並んで、自由に取って食べられるバイキング形式。メニューは季節によって変わりますので、いつ訪れても、新鮮な風味に出会うことができます。


★隣接のロッジでリラックス。満天の星空に感激
美杉GCには宿泊用のロッジが隣接、全部で19室あります。1泊1ラウンド、1泊2ラウンドのプランで、夕食はすき焼き、しゃぶしゃぶ、バーベキューに変更(追加料金)もできます。宿泊の魅力は、何より、大自然ならではの夜空。天気に恵まれれば、降るような星空がゴルフの疲れを大いに癒してくれるでしょう。
1泊1プレー/平日プレー10790円~、土日祝プレー15120円~
1泊2プレー/平日2プレー18880円~、土日2プレー28740円~

★ワインとともに楽しむ「美杉ハートフルコンサート」にどうぞ
地域の方々にもゴルフ場を知っていただきたいという想いも込めてスタートしたのが、「美杉ハートフルコンサート」で、2016年までに11回を数えました。ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、チェロ、ピアノの演奏家が美しいメロディーを披露してくれます。夜19時開演で1時間半ほどのコンサートですが、ワインやソフトドリンクを無料サービスしています。ワインは、ソムリエの資格を持つレストランの山本登志郎さんがセレクト。毎回お客様に喜んでいただいています。
2017ハートフルコンサート
第12回/5月14日(日)、第13回/6月25日(日)、第14回/8月19日(土)、第15回/11月4日(土)
◎山本さんは、ワインソムリエのほか、葉巻のソムリエも持っています。興味のある方は、何でも聞いてみてくださいね。

<コース紹介>

人生に見立てた、18ホール。

美杉GCには、「小説を読むように回る」というレイアウトコンセプトが流れている。人生をホールレイアウトに移し、設計された18ホール。たとえば、1番Hは生まれたばかりで障害は何もない素直なホール。そこから徐々に成長するにつれて、さまざまな障害に出会っていくというように、トラップが出てくる。バンカーや池、フェアウェイの大木などハザードが少しずつ増えていく。そして、人生も中年になってくると円熟味を増すように、後半のホールは味わい深く、上がりのホールに近づくにつれ徐々に穏やかに優しさを感じるレイアウトになっている。
また、段差のはっきりした2段、3段グリーンが何ホールかあり、ピン位置によっては、とても難しい。攻略の第一は、とにかく同じ段に乗せることである。
●18H/Par72/B6606Y、R6227Y、L5302Y
◇◆アウトコース(B3377Y、、R3222Y、L2678Y)◆◇
★1番H(Par5/B565Y、R540Y、L455Y)
18ホールという小説のスタートは、バンカーもなく、クセのないロングホール。ただ、グリーンまでの高低差が27メートルあり、打ち上げのショットが続く。フェアウェイのうねり、段差のある2段グリーンは手ごわい。グリーンは登り切らないと、ころころと落ちてきてしまうので、距離感と力加減が大切となる。

★2番H(Par3/B174Y、R161Y、L137Y)
8メートル打ち下ろしのショートホール。グリーン右側はOB。また、グラスバンカーが微妙にプレッシャーとなる。
★3番H(Par4/B393Y、R372Y、L328Y)
いよいよ試練が始まる、右ドッグレッグのミドルホール。第1打、左はOB。曲がり角右側の林はOBではないが、隣ホールからの打ち上げショットが必要となる。フェアウェイバンカーと、グリーンを囲む3つのバンカーがきいている。
★4番H(Par4/B403Y、R389Y、L327Y)
左ドッグレッグのミドルホール。210ヤード地点に左からせり出した山と木々が美しいが、捕まると厄介。やや打ち上げとなっているため、距離はしっかりほしい。クラブ選択は大きめに。
★5番H(Par4/B551Y、R542Y、L390Y)
右ドッグレッグのロングホール。ティーインググラウンドから見える左サイドの松の向こうはくぼみになっているうえ、その左はOB。第1打のベストルートは、右斜面向こうのフェアウェイ。第2打地点からもグリーンが見えないほどのドッグレッグが続く。正確なショットでグリーンを狙っていこう。また、グリーンは、左右に段差のある3段になっている。

★6番H(Par3/B184Y、R175Y、L119Y)
谷越えのショートホール。7メートルの打ち下ろし、グリーン周りには池とバンカーが広がっている。風の読みながら距離感を大切に。右はOBになりやすいので注意。
★7番H(Par4/B380Y、R352Y、L313Y)
打ち下ろしでやや右ドッグレッグのミドルホール。左右がOBなので、第1打は正面のバンカー右サイドを狙おう。

★8番H(Par4/B359Y、R345Y、L309Y)
ドライクリークがフェアウェイを縦断しているミドルホール。左の松が、第1打、第2打を難しくしている。グリーンは奥に長い2段なので、距離を正確に。
★9番H(Par4/B368Y、R346Y、L300Y)
クラブハウスに向かって真っすぐに打っていくミドルホール。大きなバンカーとグリーン右の池がショットの精度を求める。

◇◆インコース(B3229Y、R3005Y、R2624Y)◆◇
★10番H(Par4/B355Y、R335Y、L315Y)
後方に広がる山並みに向かって思い切った第1打を。狙いは右サイド。グリーン右は下がっているので注意したい。

★11番H(Par5/B525Y、R489Y、L406Y)
豪快に第1打を打っていきたいロングホール。正面に見える3本松の左側がベストポジション。距離の出る人は2オンも可能。グリーン手前にクリークがある。グリーンは2段で、段差は5メートルほどとかなり激しい。ピンと同じ面に乗せないとパーは難しくなる。


★12番H(Par4/B369Y、R363Y、L290Y)
打ち下ろしのミドルホール。フェアウェイ左のバンカーが第1打に大きく影響を及ぼしている。バンカー手前までの左右は広い。白ティーからはブラインドになっており、打ち下ろしもあるため、ロングヒッターは突き抜ける危険性もある。

★13番H(Par3/B162Y、R155Y、L145Y)
池越えのショートホール。景色が素晴らしい。赤ティーからも池を超える必要があるが135Yで越えていく。大きいグリーンなので確実にオンしていきたいところ。グリーン周りの山が風向きを変えるので要注意。
★14番H(Par4/B333Y、R326Y、L298Y)
迫力ある岸壁と、はるか後方に連なる山々、景観の美しい名物ホール。また、ティーインググラウンドの右手には史跡・御壺山(みつぼやま)もそびえている。軽く右ドッグレッグしているミドルで、第1打の狙い目は、屏風岩方向。グリーン左から奥にかけてバンカーが回り込んでいる。

御壺山
旧山王権現境内に位置する山で、昔から黄金か、金の鳥が埋蔵されているという伝説がある。昭和9年に発掘調査が行われ、平安時代からと思われる出土品が多く出ており、現在、美杉ふるさと資料館に保存されている。
★15番H(Par4/B416Y、R376Y、L317Y)
打ち上げのミドルホール。正面にグリーンが望めるストレートなホール。第2打が打ち上げ、グリーン手前には大きなバンカーが待ち受ける。

★16番H(Par4/B344Y、R322Y、L293Y)
グリーン左後方に積み上げられた岩や、両サイドの木々が美しいミドルホール。第1打のコントロールが明暗を分ける。白ティーから手前のバンカーまでは220ヤードだが、右手前からはグリーンが見えないので、狙うのはバンカー左。

★17番H(Par3/B210Y、R154Y、L129Y)
ティーインググラウンドに立った時、両サイドから迫る木々で狭く感じられること、また、グリーン手前に大きなバンカーが広がっていることなどプレッシャーがかかるパー3。グリーンは横に広く奥行きがない。正確な距離感でオンしていきたい、難しいショートだ。
★18番H(Par5/B515Y、R485Y、L431Y)
18ホールの物語の最終章は、バンカーなどのハザードがなく、あくまでも広々としたロケーション。パワーヒッターでなくとも思い切り飛ばしたくなるロングホール。左ドッグレッグで、第2打、第3打ともに右サイド狙いがベスト。