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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技報告 優勝インタビュー<県シニアOP/タートルエースGC>

2019/10/03(Thu) 01:35:03

服部直樹プロ(HGA)が4アンダー68で、総合初優勝。

シニアの部:横山浩康選手(ローモンド)が2アンダー70、昨年に続き連覇。

ミッドシニアの部:重光敬民選手(名松)が2オーバー74で優勝

グランドシニアの部:小川竹男選手(涼仙)が4オーバー76で優勝


第14回三重県シニアオープンゴルフ選手権競技(本戦)
2019年9月25日(水)
会場/タートルエースゴルフ倶楽部
距離/ミッドシニアの部・シニアの部・プロの部 6690ヤード、Par72
グランドシニアの部 6091ヤード、Par72
参加人数/158名(うち欠場17名)
シニアの部 36名(うち欠場1名)
ミッドシニアの部 32名(うち欠場5名)
グランドシニアの部 45名(うち欠場10名)
プロの部 45名(うち欠場1名)
天候/快晴

朝から雲ひとつない秋晴れ、風が強めだったが、涼しささえ感じるほどで、申し分のない天候に恵まれた第14回三重県シニアオープン。今年の会場は、亀山市のタートルエースゴルフ倶楽部。
午前7時、まずは70歳以上のグランドシニアの部からティーオフ。そして、60歳以上のミッドシニアの部、50歳以上のシニアの部、その各組にシニアプロが入り、競技は行われた。
太陽が高くなるにつれ、真夏のような暑さになっていったが、競技はすこぶる順調に進行した。
<総合の部>は、ミッドシニアの部2組目の永井友之プロ(シャトレーゼ)が71でホールアウトし、長らく首位にいたが、シニアの部2組目でスタートした初参戦の桑原克典プロ(ミズノ)が2アンダー70でフィニッシュし首位に躍り出た。さらに、続いて、服部直樹プロ(HGA)が4アンダー68の好スコアで首位を奪い、そのまま初優勝。賞金50万円を獲得した。
2位には、69をマークした牧野秀一プロ(桑名)、3位は桑原プロと、アマチュアの横山浩康選手(ローモンド)の2人だった。今回、上位に入った5人(服部、牧野、桑原、横山、そして5位タイの沢田尚プロ)は、ともに前週の日本シニアオープン(埼玉県の日高カントリークラブで開催)に出場していて、勢いを感じさせる大会となった。
◆総合の部◆
優勝 服部直樹(HGA) 68=33、35
2位 牧野秀一(桑名) 69=36、33
3位 @横山浩康(ローモンド) 70=35、35
3位 桑原克典(ミズノ)  70=32、38
5位 沢田尚(マーシフルハート) 71=37、34
5位 永井友之(シャトレーゼ)  71=35、36
<インタビュー>
優勝
服部直樹(HGA) 68=33、35


シニア4年目、この大会は3年前以来2度目の出場で、初勝利を手にした。5バーディ、1ボギーの中身について、服部プロは「ほとんどパーオンできてたのと、パッティングの調子が上がってきたことでスコアになった。今日はラフが短めだったからラクだった」と笑顔。さらに、「日本シニアオープンは一番下だったからね。2日間休養して、今日はあまり気負わずに回ろうと思ってきた。それに、最近は練習も60%の力でスイング、リズムを大切にしているんだけど、そうしたら逆に飛距離が上がるようになった。若い時とまではいかないけど、280ヤードくらい出てる。試合中も軽く振るようにしている」と続けた。コーチの指導もあり、新たな自分を見つけた様子の服部プロだった。54歳。
2位 
牧野秀一(桑名) 69=36、33


3位
桑原克典(ミズノ)  70=32、38


学生時代から注目を集め、レギュラーツアーに参戦してきた桑原プロが、今年からついにシニア入り。すでにシニアツアー全試合に出場している。今回は、日曜日まで行われていた日本シニアオープンを終え、2日間の休養の後だった。インからスタートし、いきなりショートパットを外すなどで3連続ボギーを叩いてしまったが、前半を2オーバーで折り返すと、後半は実力を発揮して、4バーディを奪い、2アンダーでフィニッシュ。「前半は、パッティングのタッチが合わなかった。疲れてたのかなあ、後半始まるまで時間があったので10分間昼寝した。それで、良くなった」と桑原プロ。この日も、夜7時の便で福岡へ、次の試合(セヴンヒルズカップKBCシニアオープン)に出かけていった。シニアツアーは年間18試合ほどあり、現在の賞金ランクは13位。

◆シニアの部◆
シニアの部のトップでスタートした斎藤元一選手(伊勢)がイーブンパー72でホールアウトし、首位に立っていたが、最終組でスタートした横山浩康選手(ローモンド)が、2アンダーをマークして、昨年に続く連覇を達成した。横山選手は大会会場で「日高組」と呼ばれていた日本シニアオープン出場選手の一人であった。
優勝 横山浩康(ローモンド) 70=35、35
2位 斎藤元一(伊勢)  72=37、35
3位 片岡茂樹(伊勢大鷲) 73=37、36
優勝
横山浩康選手(ローモンド) 70=35、35  総合3位タイ

昨年に続き、連覇を達成したのが横山選手、54歳だ。このところ、どの競技でも大崩れすることなく、常に安定したスコアでプレーし、強さを誇っている。今大会は4バーディ、2ボギーだった。「前半後半ともに2バーディ、1ボギーでした。調子が良く、危なげなくプレーできましたが、唯一、13番(395yd、パー4)でセカンドをシャンクした。最近打ったことがなかったのでビックリしました。あそこはナイスボギーでしたね。欲を言えば、ロングホールのバーディは16番(514yd、パー5)だけだったから、もう少しロングで取りたかったかな」。若い頃はサーフィンが大好きで身体を鍛えた。37歳の時、友人に誘われて始めたゴルフ。今は競技ゴルフがメインで、冬はスキーで足腰を鍛えているのだとか。アスリート体型をしっかりキープの横山選手は、来年からはアマチュアのシニア世代に突入する。中部のシニアの星、と呼ばれる日ももうすぐだ。
2位
斎藤元一選手(伊勢)  72=37、35  総合7位タイ

1バーディ、1ボギーの安定したラウンドだった。「ショットは良かったから、パーオンは15ホール。でも、パッティングがダメでしたね。バーディパットが入りませんでした」と振り返った斎藤選手は、今年50歳でシニアオープンのルーキーだった。「このところ、調子は悪くないし、最初の年だから、獲りたかったけど、横山さんはホント上手すぎ」と感心していた。
3位 片岡茂樹(伊勢大鷲) 73=37、36

◆ミッドシニアの部◆
優勝 重光敬民(名松)  74=35、39
2位 堀川和行(島ヶ原)  77=36、41
3位 深谷高義(ライオンズ) 79=37、42
優勝
重光敬民選手(名松)  74=35、39 総合14位タイ


4バーディ、4ボギー、1ダブルボギーだった。「出入りの激しいゴルフでした。特に前半はバタバタしてしまった。ショットは、夏にひどかったのを反省して、今日の風で力みが取れてうまくいきました」。22歳の頃、ゴルフを覚え、競技にも出るようになった。「初日は良くて新聞に載るけど、次の日は崩れて名前も載らない、そんなゴルフでした。今、思うのは、ゴルフにもっと真剣に向き合っていたら、上手くなってただろうなあってこと(笑)。仕事もあったから、難しかったけどね」と重光選手は言う。67歳、
2位 
堀川和行選手(島ヶ原)  77=36、41


◆グランドシニアの部◆

優勝 小川竹男(涼仙)  76=37、39
2位 吉金悟(ナガシマ) 77=39、38
3位 榊博嗣(鈴峰)   78=40、38
3位 山川敬止(西日本セブンスリー) 78=39、39
3位 大井浩(伊勢中川)  78=37、41

優勝
小川竹男(涼仙)  76=37、39

72歳の小川選手が初の栄冠に輝いた。「3パットを5回もしましたよ。バーディは1つだけ。6番(306yd、パー4)で1メートルについた。最後の18番(349yd、パー4)は、奥のピンまで上りきらずに落ちてきて、そこから3パット。今日はとにかくパットが入らなかった、それに尽きます」と苦笑いだった。小川選手は2016年中部グランドシニア(中京GC石野コース)で69をマークしルーキー優勝とエージシュートを獲得するなど、グランドシニア世代では名の知れた選手。三重県では県民体育大会での優勝がある。歩けないほどの腰痛をストレッチポールと独自のトレーニングで克服した驚異のエピソードを持つ。今回、同組で回った吉金選手とは1ヶ月違いの誕生日だとか。「すごく楽しいラウンドだった」と二人して喜び合っていた。
2位
吉金悟(ナガシマ) 77=39、38

優勝した小川選手と同組で、1打差の2位に入ったのが吉金選手だ。インコースからスタートし、いきなりボギーとするも、前半を38で堪え、後半へ。1番で2.5メートルを沈めるバーディで気を良くした次の2番で「左にOBしたんだけど、2メートルのパットが入ってダボで済んだ。全体としてはショットが良かった。そして、何より、楽しくゴルフができたことがいいスコアにつながったと思う」と、一緒に回った小川選手とお互いのプレーを思い出しながら説明してくれた。72歳の吉金選手は、小川選手同様、毎日朝と晩に約1時間のストレッチを欠かさない。「部屋の中でしていますが、難しいことはしていないよ。ストレッチポールで肩甲骨を柔らかくすることが大事」と奇しくも小川選手と同じトレーニング法だった。
3位
榊博嗣(鈴峰)   78=40、38

アウトからスタートし、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーだった。「フェアウェイがキープできたので、好スコアにつながりました。コースもいいし、心技体、というとオーバーですが、3拍子揃って楽しく回れました」と榊選手は3位入賞を喜んだ。ゴルフを始めたのは24か25歳頃で仕事の付き合いだった。その後、鈴峰のメンバーとして倶楽部競技などにも出ていたが、57歳から67歳までの10年間はゴルフから遠ざかった。ヘルニアの手術を2回したことが原因だが、当時の医者からゴルフはダメと言われたのだとか。ところが、4年前に、鈴峰GCの蛾山氏に「上手なゴルファーほど腰を痛めるもんだよ」と声をかけてもらい、ゴルフ再開を決意したのだ。「これからもっとゴルフを楽しみたい。声をかけてくださった蛾山さんには感謝しかありませんね」。
★最年長出場は82歳
内水哲夫選手(伊勢)  82=40、42 グランドシニアの部 12位タイ
「楽しいゴルフができました。この歳になると、ゴルフができたら最高ですよ」と内水選手。ゴルフは33歳頃から始めたとかで、すでに50年の大ベテランだ。
写真/一番左が内水選手。同組で回った髙田清選手(六石)、渡辺康之選手(鈴鹿)と。
<会場風景、選手たちの様子/フォトギャラリー PART1>

※フォトギャラリー PART2 もご覧ください