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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技インタビュー<県男子アマ/鈴鹿CC(中・西)>

2022/08/03(Wed) 07:16:11
2022三重県男子アマチュアゴルフ選手権競技
2022年7月20日(水)
会場/鈴鹿カンツリークラブ
一般:中コース(7058yd、Par72)
シニア:中コース(6543yd、Par72)
ミッドシニア:西コース(6326yd、Par72)
グランドシニア:西コース(6088yd、Par72)
参加人数/
一般 43名(うち欠場10名)
シニア 53名(うち欠場14名)
ミッドシニア 58名(うち欠場6名)
グランドシニア 53名(うち欠場5名)
天候/晴れ

男子アマの4部門が一堂に。

シニアとグランドシニアはプレーオフで決着。


昨年までは4月に開催されていた三重県男子アマチュアが、7月に開催時期を変更した。さらに、70歳以上のグランドシニアの部、60歳以上のミッドシニアの部、50歳以上のシニアの部、50歳未満の一般の部の4部門が一堂に集まった。
競技は、前日からの雷を伴う大雨によるコースメンテナンスのため、スタート時間を1時間遅らせることに決定。事務局から各ゴルフ場に連絡を取るとともにホームページにその旨を知らせる急告を掲載した。
当日は朝から青空が広がる好天。朝8時30分に西コースのグランドシニアとミッドシニアの部がそれぞれティーオフ。中コースの一般とシニアの部は8時50分のティーオフで競技がスタートした。
男子アマの4部門が一堂に会すとあって、会場は賑やかな雰囲気に包まれていた。
ただ、その分、アテスト会場には4箇所からの選手たちが次々と戻り、カードチェックをする競技委員たちも大忙しだった。
<インタビュー>

●一般の部(中コース インからスタート)




50歳未満に参加資格がある部門だが、シニアやミッドシニア世代も果敢にこのクラスにエントリーをしていた。2組目でスタートした実力のある横山浩康選手(ローモンド)が1オーバーでホールアウトし、なかなかこのスコアを抜く選手が現れなかったが、最終組から一つ前の松本尚樹選手(三重)が1打上回る72でホールアウトし、初優勝に輝いた。
優勝
松本尚樹選手(三重)  72=36、36

5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの出入りの多い内容だった。「バーディが先行したんですが、すぐにボギーが来てイーブン。2アンダーまで行ったと思ったらダブルボギーでまたイーブン。7番は3打目のアプローチが入りそうでしたが、カップに蹴られバーディで1アンダーでした。でも、最後の9番でグリーンオーバーしてチャックリ、ボギーで終わりました。もぐってはゼロになるの繰り返しで残念でしたけど、バーディが多く取れたから良しかな」。
松本選手は49歳。2月生まれのため、友人たちはシニアの部に出ているとか。ゴルフは高校卒業後覚えて30歳までしていたが、そこから13年間は釣りに没頭していて中断。43歳の時に三重CCの会員になったのをきっかけに競技にもでるようになった。会社勤めのため、年間32−33ラウンドしかできない状況と言う。飛距離は平均270ヤード。
2位
横山浩康選手(ローモンド)  73=33、40

前半のインはボギー先行で12番ではフェアウェイバンカーとガードバンカーに入れるなどダブルボギー、さらに14番もボギーで4オーバーで折り返した。「朝は体が寝ていたね」と笑った横山選手だが、後半に入るとシャキッとする。1番のロングで2オンしバーディを奪うと、続く2番、8番のショートでもバーディ奪取、ノーボギーで後半を終えた。「1番でバーディが取れてよかった、波に乗れた」。中部のシニアで著名な横山選手だけに、あえて一般の部に出場したのかと思っていたのだが、真相は意外なところに!! 「インタークラブは中コースであるので練習も兼ねてエントリーしたんだけど、シニアの部も中コースだったわ(笑)」。
3位
森 虹陽選手(メリノール学院高) 76=36、40

昨年グレイスヒルズCCで開催された県アマ・一般の部で優勝した森選手が3位に入賞した。ボギーでスタートしダブルボギーを2つと、初めの3ホールで5オーバーしてしまった森選手だったが、17番、18番を連続バーディとし、後半も2番、7番でバーディ奪取した。が、続く8番でバンカーの顎にはまってしまいアンプレ宣言した。「最初はどうなるかと思ったけど、徐々にショットが良くなリました。OBも2発打ち、アンプレもありのゴルフでしたが、パッティングがまあまあだったのが救いでした」と内容盛りだくさんの1日を振り返った。現在、高校3年の森選手は、来年は大学進学を予定している。

●シニアの部 (中コース アウトからスタート)



50歳以上が対象のシニアの部は、2組目スタートの山本敦選手(四日市)が73をマークし、長らくリーダーを保っていた。ところが、最終組の服部鉄也選手(名四)も73でホールアウトし、プレーオフに。山本選手はキャディーバッグを車のトランクに入れ、表彰式のために待っていた状況だったので、慌てて準備をすることに。プレーオフは10番ホールからスタート。ティーショットは、服部選手は右のラフへ、山本選手は右の木の根元へ。第2打は服部選手はグリーンを右に外したがアプローチで2メートルにつけた。一方、山本選手はグリーンを狙えず隣のホールに出してから3オン。ともにパター勝負となり、服部選手がしっかりとパーパットを沈め勝利した。
優勝
服部鉄也選手(名四)  73=35、38

最終組でホールアウトし、そのままプレーオフへ向かった服部選手は、一ホール目でパーセーブで勝利した。
59歳の服部選手は。「僕は早生まれだからね。友達はミッドシニアの部に出られたんだけど、シニアでまさか勝てるとは思ってなかった」と久しぶりの優勝に感慨深いものがあるようだった。
2バーディ、3ボギーだった。「今日はドライバーが曲がらなかったことと、パッティングがよかった。実は最後の18番でパープレーなら優勝かもしれないと思ったんだよね。でも、力が入っちゃって、ティーショットを左に曲げて、パーオンできず、ボギーだった。それで、あー、無理だな〜ってハウスに戻ったらプレーオフって! 嬉しい優勝です」と服部選手。県アマの優勝は10年以上前に四日市CCで開催された大会以来。久しぶりの勝利だが、今大会はちょっとしたエピソードがある。このところずっとパッティングが悪く悩んでいた服部選手は、この試合の2週間ほど前に「親父(清孝さん)が生前使っていたパターが残してあって、10年くらい使っていなかったんですが、そのうちの1本を使うようにした」ところ、急にパットが入るようになったのだとか。もちろん、今日もパットがよかった。「親父が応援してくれてたのかな」としみじみ話した。
2位
山本 敦選手(四日市) 73=39、34
山本選手はすっかりくつろいでいたところへプレーオフの知らせが入り、大慌てでバッグを車からだし、準備運動もそこそこにプレーオフに突入した。本ラウンドではほとんど曲がらなかったティーショットだがプレーオフでは大きく右に打ち出してしまった。一度ホールアウトして時間が経っていたことで体もうまく動かなかったのかもしれない。
本ラウンドでは、前半に1つと後半に2つのバーディを奪取。「ボギーを打たないように気をつけていたんだけど、前半で4つ打ってしまった。5、6mのをバーディを狙いにいって3パットばかりでした。良かったのはショットですね。風の中で頑張れた。曲げずに回れました」と好調だった。今大会は、インタークラブの下見も兼ねて出場したという山本選手。パブリックの試合と重なっていたのだが、向こうを断ってこちらに出た甲斐があって、2位入賞を獲得した。
3位
臼井康博選手(フォレスト芸濃) 74=36、38

「今日は2バーディでした。パットがよく入ったのが良かったです。一般の部で優勝した松本選手とは高校の同級生なんですが、彼は早生まれだったので一般、僕はシニアに出ました」と、2人揃っての表彰式で嬉しそうだった。

●ミッドシニアの部(西コース インからスタート)


ミッドシニアの部は60歳以上が対象のクラス。中村吉男選手(伊勢)がそれまでのリーダー、本間孝司選手(名阪チサン)の74を1打上回って首位に立つと、終盤、同じ伊勢CC所属の新谷博英選手がさらに1打上をゆく72でホールアウトし、伊勢CCのワンツーフィニッシュとなった。

(写真 右が新谷選手、左が中村選手)
優勝
新谷博英選手(伊勢)  72=36、36 

3バーディ、3ボギーのパープレーで初優勝となった。「今日は3ホール以外、全部パーオンできました。3パットもありましたがいいゴルフでした。ショットが良かったですね。ワンピンくらいについた距離が多かったんだけど、いつもならビビって入らないのが入りました」とMGA主催競技で初めての勝利に嬉しそう。
63歳。ゴルフは20歳ごろから始めた。「目標は父なんですが、偉大な父にはなかなか追いつきません」と言う新谷選手のお父様は、三重県ゴルフ連盟の競技や運営に長く貢献された楠孝さんである。
2位
中村吉男選手(伊勢)  73=38、35 

インを1バーディの35で折り返すと、アウトの1番、2番も連続バーディ奪取。その後、4ボギーを叩いたが1オーバーとした。「今日はティーショットが良かったことと、3パットがなかったことも上出来でしたね。前半の11番で左にOBかと思う1打目が助かっていて、ガッツパーが取れて、乗れました」。
愛知県の大学で土木工学の教授を務める中村選手は62歳。ゴルフは平成になってから楽しんできたが、「もっとゴルフを」と60歳から競技に出始めた。「今は伊勢CCのインタークラブの補欠です」と笑った。
3位
本間孝司選手(名阪チサン) 74=38、36

3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーだった。「今日は第1打はほとんどフェアウェイに行ったからね。よかったよ。ただ、ダブルボギーは後半の8番で、ドライバーは真ん中に行ったけど、バンカーに入れてしまい、8メートルから30センチに寄せたのを外してしまった」と振り返った。本間選手は66歳。ゴルフ歴は30年ほどでMGAやCGA競技にも出場している。

●グランドシニアの部 (西コース アウトからスタート)



70歳以上が出場のグランドシニアの部は、僅差での勝負となった。優勝は75ストロークの青木清治選手(鈴峰)が首位でいたが、最終組の矢田義孝選手(三重)が同じ75で上がり、プレーオフに。1番から始まったプレーオフは、まず矢田選手からティーショットだったが、大きく右に曲木に当たってはねた。続く青木選手は、何度も素振りをした後にドライバーを振り抜くとフェアウェイ真ん中へナイスショット。矢田選手が4オンしたのに対し、青木選手は無難にグリーンに乗せ、2パットでパーフィニッシュし、勝利した。
優勝
青木清治選手(鈴峰) 75=37、38
プレーオフでは、第1打を真っ直ぐフェアウェイに放ち、1ホール目で決着させた青木選手だった。本ラウンドでは、OBもあり、ドライバーに自信がなかったが、パッティングがまずまずでスコアメイクできたと言う。今回の優勝について、「県アマにグランドシニアの部ができ、初めての大会で優勝できた。去年も明世CCで始まったグランドシニアチャンピオンという試合で初代優勝できたし、初代っていうのが嬉しいね」と青木選手は喜んだ。72歳。
2位
矢田義孝選手(三重) 75=37、38




3位
中川 篤選手(名四) 76=37、39

1バーディ、5ボギーだった。「内容は悪くないんだよね。ただ、17番でも18番でも、1メートルないくらいのパットも外しちゃうんだよね、真剣にやっているのにね。アプローチもザクッとしちゃう。目が悪くなってるかな」と中川選手は首を傾げた。すると、隣にいたゴルファーから「メガネを作った方がいいよ」とアドバイスが飛んだ。
★エージシュート達成
山川敬止選手(西日本セブンスリー) 77=40、37
今年10月に80歳を迎える山川選手が77でホールアウトし、堂々のエージシュートで5位タイに入った。「前半の5番でダブルボギーを打ってしまったので、じっと我慢して回った。後半もボギーが先行してしまい、パッティングもあと少し届かないホールが続いていたんだけど、16番と17番で連続バーディが来たんだ。グランドシニアのタイトルは欲しかったけどね」と山川選手。三重県だけでなく中部でも名の知れた競技ゴルファーの山川選手は、どこから見ても年齢には見えない若々しい方。もう数えきれないほどのエージシュートを達成している。