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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技会場紹介<県シニアOP/涼仙GC>

2022/08/03(Wed) 07:23:18
県シニアオープン 会場は、涼仙ゴルフ倶楽部

45万坪の広大な敷地に広がる、池泉廻遊式庭園。

開場30周年を迎えた18ホールで、プロとアマの競演。

涼仙ゴルフ倶楽部

支配人 城野保博さんにお聞きしました。
●水と大地と人が溶け合う仙境の誕生から、今年7月で開場30周年を迎えました。
涼仙ゴルフ倶楽部の開場は1992年(平成4年)7月。高低差わずか20mの極めてフラットな丘陵地に、完全なる別世界を求めて創り上げたゴルフコースです。涼仙という名称の由来は、水の京(みやこ)と書いて「涼」、人と山(だいち)が寄り添って「仙」から。その名の通り、水と大地、そして人が溶け合うところをイメージしています。数寄屋建築のクラブハウス、食堂から望める枯山水、細部にまでこだわった池泉廻遊式庭園など、世界に誇る日本文化をきめ細やかに投影した”仙境”は、他にはないメンバーシップコースとして親しまれています。
そして今年は、今回の県シニアオープン開催のほか、来月には中部ミッドシニアの開催会場にもなっています。

●美しく、広々としたホールに、思い切った挑戦を。
45万坪の広大な敷地に、ゆったりとレイアウトされた18ホール。そこには単なるスポーツとしてのゴルフではなく、日本が世界に向けて発信できる文化を創造したいという思いが込められています。コース内には九天の滝から流れ落ちた清水が流れ込んでいる春望湖、鳴琴湖、早秋湖など7つの池が美しい水面をたたえつつウォーターハザードとして待ち構える一方で、南亭、春秋亭、竹里舘、松風菴などの風情ある菴がプレー途中のゴルファーを優しく癒してくれます。
どのホールも広々とした開放感があります。OB杭はありませんので、思い切ったプレーで好スコアに挑戦してください。

●昨年の県オープンに続く、県シニアオープン。県連3大競技を続けて開催。
当倶楽部では、これまで数々のプロ競技を開催してきました。1994年(平成6年)から12年間、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)の「雪印レディース東海クラシック」と「マンシングウェア東海クラシック」、2012年(平成24年)にはJGTO(日本プロゴルフ機構)の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」、2013年(平成25年)から17年(平成29年)はPGAシニアツアーの「〜シニアを元気に!!〜KYORAKU MORE SURPRISE CUP」が行われました。「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」では、池田勇太と呉阿順との壮絶なプレーオフが日没を越え、投光器に照らされた暗闇の中で繰り広げられたことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
県シニアオープンは、昨年の県オープンに続く三重県ゴルフ連盟主催競技となります。県連の3大オープンを続けて開催できることに感謝しています。コロナ禍ではありますが、会場として万全な感染対策で皆様をお迎えします。選手たちにとっても、待望の競技だと思いますので、ぜひ持てる力を存分に発揮していただきたいと思います。
●練習場は、打撃、アプローチ、バンカー。
クラブハウスの右手に練習場があります。天然芝が美しい300ヤードの飛距離に向かって豪快に打てる他、アプローチやバンカーの練習場もあります。20ある打席はゆったりと作られています。

<コース紹介>

「バーディを狙うのはやはりロングホールですね。ショートは難しい。特にインの12番は当倶楽部で最難関のホールです」と城野支配人。
ゆったりとしたコース幅とコース間をもたせた18ホールは、いずれもショットバリュー重視の設計となっている。ほぼ全てのホールに修景池が絡み、プレーヤーにプレッシャーを与えている。グラスバンカーが多いのも特徴で、隠れハザードはなく、IPからはすべてグリーンが望める。
攻略的には風をどう読むかが大きなポイントと言えるだろう。アゲンストの風が吹くホールが案外多いので、クラブ選択は慎重にしたい。グリーンはワングリーン、最高級ペンクロスベント芝を使用している。
また、ティーイングエリアにはヤーデージ表示はあるが、ホール番号がない。実は、ホール番号は庭石風に置かれた石に描かれている。景観を大切にする涼仙GCならではの配慮なのだ。
三重県シニアオープンでは、プロの部、シニアの部、ミッドシニアの部ともに同距離で競われる
18H、Par72/6976yd

◆アウトコース◆
★1番H(Par4/423yd)
難度の高いスターティングホール。第1打の狙い目は右サイドにあるバンカー左。グリーンは受けているが奥に傾斜があるため、第2打はプレッシャーがかかる。正確な距離感が必要。パーセーブして気持ちよくスタートしたいホール。


★2番H(Par4/403yd)
左手に雄大な東園湖が広がるフラットなミドルホール。つい右から攻めたくなるが、右サイドには大きなバンカーがあるので真ん中狙いが良い。ピンが右サイドの場合はやや左目を狙うのがベスト。グリーンは奥が下がっているので、手前から攻めるのが鉄則。


★3番H(Par5/544yd)
穏やかに打ち下ろす、心字湖越えのロングホール。第1打は正面のグラスバンカーを越えた右側バンカー近くに落としたい。第2打は勝負となる3打目に得意距離を残すように刻むのが得策。グリーンは微妙なアンジュレーションがあり、近くにつけても難しい。奥にこぼすと池が控えているのでオーバーは禁物。


★4番H(Par3/200yd)
鈴鹿連峰の眺望が美しいショートホール。横長のグリーンは大きいが、奥にいくと下のパットが残るし、反対に手前には池。その上、ほぼアゲンストになる風をどう読み切れるかが大きく明暗を分ける。安全な右サイドからピンに寄せたい。

★5番H(Par4/397yd)
難度の高い右ドッグレッグのミドルホール。右の木を狙って打ちたいところだが、ビーチバンカーに捕まると困難。砂はサラサラ、頑張って打ちに行くとズボッと足が沈んでしまうことも。パーオンを狙うならフェアウェイ中央の5本松の右あたりがベストルートとなる。グリーンは奥からの傾斜がきつく、真ん中にくぼみがある。

★6番H(Par4/379yd)
最も距離の短いパー4。ストレートでフェアウェイが広いので、第1打は気持ちよく振り抜ける。狙い目はピン位置が右ならフェアウェイ左の東園湖サイド、左なら右サイドに打ち分けよう。グリーンはセンター手前にマウンドが一つあるので気をつけて。涼仙GCの中ではサービスホールと言えるだろう。


★7番H(Par3/180yd)
距離感さえ正確にジャッジできれば、攻めやすいフラットなショートホール。ただ、風が読みづらいので気は抜けない。右傾斜の3段グリーンは、ピンのある面にローボールで花道方向から攻めるのがベストルート。左に引っ掛けて奥の林に行くと、アプローチが難しくなる。

★8番H(Par4/403yd)
第2打がポイントになるミドルホール。第1打の狙い目はフェアウェイ右サイド。グリーン左手前にバンカーが口を開けており、奥には壮大な「九天の滝」が待ち構える。グリーン手前がとても速いため、なかなかピンに寄せるのは難しいが、右手前から積極的に攻めていきたい。


★9番H(Par5/539yd)
緩やかに打ち下ろす2オン可能なロングホール。フェアウェイの左側は落ちているため、第1打は左右に分かれるフェアウェイの真ん中に立つ楠の木を目標に、右サイドに運びたい。第2打はグリーン左右のバンカーが気になるが、2オンを狙い、思い切って打っていくのみ。バーディを奪ってバック9に弾みをつけたいもの。


◆インコース◆

★10番H(Par4/383yd)
正面のグリーンまでストレートなミドルホール。第1打は左サイドにあるクロスバンカーの右側を狙うと、グリーンに向けて、右の木が邪魔にならない。第2打はショートアイアンになるため、ピンをデッドに攻めたいところ。左から攻めるのが王道。バーディを奪いたいホール。

★11番H(Par5/573yd)
距離のあるロングホール。第1打は目の前の池に浮かぶ竹露島を目印に、真ん中から右狙いで思い切って。第2打もフェアウェイ右が狙い目。重要なのは第3打。左足下がりのライになる上、グリーンにはマウンドがありスピンがかかりにくいため、ピン側に止めるのは至難の業となる。藤原岳から吹くアゲンストの風をうまく読み切りたい。


★12番H(Par3/202yd)
確かな技術が要求される難関ショートホール。右からやアゲンストが多い風が計算しづらく、池のプレッシャーもかかるため、距離感がいちばんのポイント。グリーンは3段で、ピン位置によって難易度が異なるが、左から攻めるのが鉄則。花道狙いは右に跳ねると難しくなる。ピンのある面の手前を狙い、正確な読みとキレのあるショットで攻略を!!

★13番H(Par4/382yd)
距離が短めのパー4。第1打はフェアウェイ左右にあるバンカーの間を目標に、やや左サイドがグリーンを狙いやすくなる。グリーンは瓢箪型で斜めに長く、傾斜がきつい2段になっている。奥に下がっているので、手前からが正攻法。一見、何の変哲もなさそうだが、厄介なホールだ。


★14番H(Par4/413yd)
左ドッグレッグのミドルホール。第1打は正面のグラスバンカーの右サイドを狙うのがセオリーだが、高い球で左の林越えも不可能ではない。うまく越えれば、残りはショートアイアンでいける。グリーンを狙う第2打は風と距離感がポイント。グリーンは砲台で右に深いバンカーがあるので左手前が定石。

★15番H(Par4/399yd)
茶店の南亭横から池を越えていく景観が素晴らしいミドルホール。第1打は左サイドがベストだが、飛距離に自信があれば右寄りからの攻めも良い。ただし、右に行きすぎると林があるので注意が必要。グリーンを狙う第2打は風と距離感がポイントになる。右にバンカーが控えており、ピンが右の場合は守りに入らざるを得ない。きっちりパーセーブしておきたいホールでもある。

★16番H(Par3/184yd)
やや距離のあるショートホール。ほぼアゲンストの風となる。グリーンは大きく右に傾斜した形状で、落とし所によって難しいラインが残るため、ピン位置に応じた戦略が鍵になる。安全策としてはグリーンの左半分に乗せること。また、グリーン手前のグラスバンカーには要注意。

★17番H(Par4/398yd)
第1打にプレッシャーがかかる右ドッグレッグ。オーガスタの18番ホールをイメージしてレイアウトされたパー4。フェアウェイ右側のコーナーを林が包み込んでいるため、左サイドを狙うのが賢明。グリーン周りはバンカー群となっている。第2打はピン位置に関係なく、グリーンセンターを狙っていこう。難しいホールなので、パーセーブはラッキー、ボギーでも良しとしよう。


★18番H(Par5/574yd)
戦略性の高い最終ロングホール。第1打は打ち下ろし、正面に見える竹里館方向に思い切って打てば2オンも可能。刻む作戦でバーディ狙いの場合は、右サイドで確実に。グリーンの手前から左サイドは池が絡んでいるため、方向性と距離感を大切に攻めること。2012年の池田勇太vs呉阿順のプレーオフはこのホールで行われた。