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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技インタビュー/県シニアOP<鈴鹿CC>

2025/11/03(Mon) 18:18:44
第20回三重県シニアオープンゴルフ選手権競技
2025年10月21日(火)
会場/鈴鹿カンツリークラブ(西コース) 6414yd Par71
参加人数/142名(うち欠場7名)
天候/曇り

プレーオフを制し、連覇達成。

沢田尚選手(マーシフルハート)、シニアオープン3勝目。

シニアの部は、大西潤選手(CRC三重白山)

ミッドシニアの部は、前田正昭選手(鈴鹿CC)



第20回三重県シニアオープンゴルフ選手権競技は、沢田尚選手(マーシフルハート)と細田尚孝選手
(中森かいてき薬局)のプレーオフになり、その4ホール目で沢田選手が勝利。昨年に続く2連覇を達成した。沢田選手にとって、三重県シニアオープン3勝目となった。
この日の鈴鹿カンツリークラブは朝から強く冷たい風が吹き、気温も低かった。昨日までとの温度差が大きく、1日を通して20℃に届かなかった。グリーンコンディションは、スティンプ11.5、コンパクション21に設定されたが、強い風で乾いたこともあり、「スピードは増していた。救われたのはグリーンが止まりやすかったことかな」と選手たちの声が聞こえてきた。
大会は、総合の部、アマチュアシニアの部(50歳以上)、アマチュアミッドシニアの部(60歳以上)の3部門で競われた。

◆総合の部◆


プロ47人、シニア45人、ミッドシニア43人の計135人が出場した。
3アンダー68ストロークで細田尚孝選手(中森かいてき薬局)が首位に立っていたが、最終組で上がってきた沢田尚選手(マーシフルハート)が同じく3アンダーをマークし、並んだ。
プレーオフは1番(396ヤード、パー4)と9番(499ヤード、パー5)の繰り返し。先にティーオフしたのが細田選手。左ラフからピン右1メートルにオン。沢田選手はフェアウェイからピン手前8メートルにオンした。沢田選手のバーディパットはカップを外れ、細田選手の勝利が濃厚となった。が、そのバーディパットは思ったより強く、カップに蹴られて先ほどより長いパーパット残したもののパーセーブ。次のホールに進んだ。2人の戦いは、2ホール目、3ホール目でも決着がつかず、ついに、4ホール目へ。ここで沢田選手がバーディ、細田選手がパーとし、沢田選手の連覇が決定。三重県シニアオープン3勝目となる栄冠を手にした。

優勝
「後半にショットが良くなった。連覇は素直に嬉しい」
沢田尚選手(マーシフルハート)  68=35、33

「アウトはほとんどバーディチャンスがなくて、パーをなんとか拾っていて、9番でようやくピンの上1メートルについてやっとバーディかと思ったら、それも外れてパーだった。インになって、打ち方が少ししっくりくるようになって、チャンスが増えてきました」と振り返った沢田選手。「アドレスを少し変えました。僕としてはよくあることですが、回っている最中に少しずつ変えてみるんですよ」。そんな少しの変化をつけることで、後半は10番パー4と11番パー5で連続バーディ、さらに17番パー3でもバーディを決めた。最終組のラウンドで、68でフィニッシュしたが、「優勝はないかな」と思いながらアテスト会場に入ったという。
そして、すぐにプレーオフへ。朝から寒かったが夕方に近づくにつれて、気温もどんどん下がっていった。「1ホール目にダメかと思ったけど、助かった。3ホール目では勝ったと思ったけど3パットしちゃって、4ホール目は6メートルのバーディパットが1メートルオーバー、外しちゃいけないと集中しましたよ」。プレーオフはこれで4回目、3勝1敗となった。
「嬉しいです」と笑った57歳は、三重県シニアオープン3勝目、昨年に続く連覇達成である。「今年はシニアツアーで結果が出ていないから、残り4試合でどこまで上げられるか。頑張ってきます」。
2位
細田尚孝選手(中森かいてき薬局) 68=35、33

1ホール目の1メートルという絶好のチャンスを逃した細田選手は「あのパットは入れようと思ったんだけど、打つ瞬間にピクって力が入ってしまった」と振り返った。

◆シニアの部◆


50歳以上のシニアの部には、45人が出場した。71ストロークで3人が並び、マッチングスコアカード方式により、順位が決定された。
優勝
大西潤選手(CRC三重白山)  71=36、35

インからスタート、出だしの10番パー4でボギー発進するも11番パー5で5メートル、18番パー4で7メートルのバーディパットが決まった。後半は2番パー4で5メートルのバーディパットを鎮めたが、5番パー4と7番パー3でボギーを打った。「先週の中部ミッドアマと比べると、シニアの距離はパーオンが増えるのでプレーがしやすかった。速いグリーンもラインが出せるといいので嫌いじゃないです。それに、今日は同組で回った加古貴昭プロが三重高時代の同級生で、34年ぶりに一緒できて、それが一番嬉しかったですよ」と久しぶりの旧友再会を大いに楽しんだ様子だった。この大会はルーキーから連続出場の53歳。
2位
関淳悟選手(ローモンドCC)  71=34、37

アウトからスタートした。5番パー4でチップインバーディ、7番パー3でグリーンを外しボギーとするが、続く8番パー4で5メートルのバーディパットが決まった。後半は12番パー4でティーショットを右にOBとしたがボギーで上がると、16番パー5と17番パー3で連続バーディ、最終18番パー4で右の林に入れながらもボギーでフィニッシュした。「17番は左からのアゲンストの風でしたが、入るかと思うほどのいいショットだった。今日はグリーン周りの取りこぼしが多かったのが残念。アンダーが出したかったです」。関選手はシニアオープンはルーキー年から4年連続出場の53歳。
3位
栗本浩司選手(双鈴GC関)   71=32、39

アウトから出て、前半は1番で5メートル、5番で7メートル、9番では1.5メートルを沈めて、3バーディ、ノーボギーのナイスプレーだった。後半は「ラインが合わなくて、入らなくなってしまった」と3ボギーとした。「風の計算と距離を決めきれないまま打って、パーオンできないホールが多かった。でも、2人のプロ(梶川武志、田中勝也)と一緒に回ることができて、緊張がいいゴルフになりました」と振り返った。栗本選手は55歳、3年連続の出場である。また、今年は日本スポーツマスターズ三重県代表にも選出された。

◆ミッドシニアの部◆


60歳以上のミッドシニアの部には、43人が出場した。最初に前田正昭選手(鈴鹿CC)が71ストロークで首位に立った。その後、そのスコアを追い越す選手は現れず、前田選手の優勝が決まった。
優勝
前田正昭選手(鈴鹿CC)  71=35、36

インからのスタートだった。「今日は長めのパットが入ったのが良かったと思います」と3バーディ、3ボギーの内容を振り返った。アウトの6番パー4と8番パー4では下りの5メートル、12番パー4では下からの10メートルのバーディパットを沈めた。「ボギーの後にバーディが来たのも流れが良かったですね。実はね、去年はショットイップスで悩んでいて、この間のインタークラブ予選でも1番から8連続ボギーしちゃって、そんなことこの2、30年で初めてだった。それd、思い切ってアイアンを変えてみて、今日はそれがうまくいったって感じなんです」と前田選手は、1年ぶりのスコアメイクに笑顔がこぼれた。
2位
藤井広文選手(桑名CC)  72=36、36

アウトからのスタート。いきなり3パットのボギー、4番でも3パットのボギーとしたが、9番でチップインバーディを奪い1オーバーで折り返した。後半は11番バーディ、12番ボギーのイーブンでホールアウトした。「悔しかったのは12番のボギーかな。40センチを外して3パットにしちゃったからね。30ヤードくらいのアプローチから3、4本パーセーブしたのは良かったけどね」と笑う藤井選手は、秋は超多忙な日々を送っている。ホームの桑名CCではクラブ選手権、長野県のクラブでも選手権に出場した。11月1週目は長野県から石川県へ移動し、インタークラブ本戦出場で片山津GCでプレーし、その足で岡山県まで車を飛ばし、翌日からの日本ミッドシニアに出場する。体力と頭脳を使いまくる1週間となりそうだ。
3位
大道朋広絵選手(リオフジワラCC)  73=36、37

アウトからスタートし、3バーディ、5ボギーだった。「スタート1番でバーディが獲れましたが、5番から3連続ボギー、9番でバーディが来てホッとしました。今日は組の雰囲気もよく、プレーがしやすかった。パーオン率が良かったのでスコアに繋がったと思います」と振り返った大道選手は、ホームのリオフジワラCCではもう14〜15年インタークラブの選手として活躍しており、3年前からは監督をしている。ゴルフ歴40年の62歳。