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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技インタビュー/三重県OP<ローモンドCC>

2026/06/03(Wed) 19:59:47
第47回三重県オープンゴルフ選手権競技
2026年5月28日(木)・29日(金)
会場/ローモンドカントリー倶楽部
1R 6809yd、2R 6875yd Par72
参加人数/143名(うち欠場3名)
アマ84名(うち欠場2名)、プロ59名(うち欠場1名)
天候/1R 曇り、2R 晴れ

永澤翔選手(フリー)が逆転で初優勝。

ローアマチュアは藤原昌樹選手(ジャパンクラシックCC)。

ともに 強風吹き荒れる中での決戦を制す。


第47回三重県オープンゴルフ選手権競技は通算8アンダーをマークした永澤翔選手(フリー)が逆転で初優勝を飾った。
会場はローモンドカントリー倶楽部。競技前日に激しい雨が降ったこともあり、予選、決勝ともにプリファードライが採用され、グリーンコンディションはスティンプ9.6に設定された。
初日は朝のうち雨がまだ降っていたが風もなく好スコアが続出した。首位に立ったのはアマチュアの大学4年生、建部晶紀選手(名阪チサンCC)、光田智輝選手(フリー)、石垣敢大選手(鈴鹿CC)の3人で6アンダー66ストローク。建部選手はローモンドCCのアマチュアコースレコードを5年ぶりに更新した。
78ストロークまでのアマ、プロ合わせて80人が進出した決勝ラウンドは、三重テレビ放送による生放送が14時から16時まで行われた関係で、午前9時のティーオフだった。天候は晴れたが、超のつく強風が北から吹き、最大12メートルとニュースされるほどだった。
今大会では予選と決勝でホールによってティーを変えていた。12番パー4、13番パー5は決勝で後ろのティーに、16番パー4、18番パー5は一つ前のティーとすることで、選手たちの技量や戦略をより引き出したい、という大会側の想いが込められていた。実際、18番では強いフォローの風が吹いていて、多くの選手が2オンを果敢に狙い、イーグルもたくさんマークされた。また、今大会には2日間で400人を超えるとても多くのギャラリーが来場し選手たちについて歩いたり、最終ホールで声援を送ったりと素晴らしい盛り上がりだった。
決勝ラウンドは、強風という厳しいコンディションがスコアメイクを難しくした。結果として、アンダーパーをマークしたのは優勝した永澤選手の69ストロークを筆頭に森雄貴選手(グレイスヒルズCC)が70ストローク、大澤和也選手(フリー)と岸本翔太選手(グリーンヒル関GC)が71ストロークと4選手のみ、イーブンパー72ストロークが7人だった。
競技は首位と1打差の5アンダーで最終組の一つ前からスタートした永澤選手が、前半を終えて7アンダーに伸ばして首位に立った。後半に入り、永澤選手が連続ボギーを打つ一方で、森選手が再度通算7アンダーで首位を奪ったが、永澤選手が16番から見事な3連続バーディを奪取して通算8アンダーとしてホールアウト。森選手は17番で痛恨のボギー、最終18番でバーディを奪うも追いつくことができず、永澤選手の逆転初優勝が決まった。
ベストアマチュアは初日を4アンダー、決勝も1オーバーと粘った41歳の藤原昌樹選手(ジャパンクラシックCC)が獲得した。

★オープンらしい華やかな雰囲気に包まれた会場★

速報リーダーボードをハウス前とコース内に設置。

協賛企業の看板やホールインワン賞の看板。


ティーイングエリアもコースロープもオープンらしさを演出。

最後まで見守るギャラリー

★表彰式★
表彰式は、ハウス前の練習グリーンで行われた。

<成績>
◆総合の部◆(賞金200万円)
優勝 永澤翔(フリー)  136=67、69
副賞/ダイソン製品3点<三重県ゴルフ連盟>、松坂肉10kg<JA三重信連>、三重さくらポーク10kg<三重畜産(有)>、宿泊券<清少納言>
◆アマチュアの部◆
優勝 藤原昌樹(ジャパンクラシックCC) 141=68、73
2位 建部晶紀(名阪チサンCC)     144=66、78
3位 北浦大暉(同志社大)       146=71、75
※アマチュアの部は10位までに賞品が贈られた
◆ベストスコア賞◆(10万円)
1R 66  建部晶紀選手(名阪チサンCC)
      光田智輝選手(フリー)
      石垣敢大選手(鈴鹿CC)
2R 69 永澤翔選手(フリー)
<インタビュー>
総合の部
優勝
思わぬ、嬉しい優勝に、青森に帰る飛行機をキャンセル 
永澤翔選手(フリー)  136=67、69

「難しいコンディションの中で、よく我慢できた。この優勝を機に、ツアーやACNツアーでも優勝できるように頑張ります」と笑顔でTVインタビューに答えた永澤選手。最終組の一つ前からのスタートで、前半を3バーディ、1ボギーで回り通算7アンダーに伸ばして、首位に立った。最終組はスコアをなかなか伸ばせず、通算6アンダーで森雄貴選手と石垣敢大選手が続く状態だった。しかし、後半になり、永澤選手は12番パー4、13番パー5で連続ボギーを叩き、通算5アンダーに落としてしまう。だが、永澤選手は諦めてはいなかった。16番パー4、ティーが前になり、ワンオンも狙える327ヤードで、永澤選手は敢えて4アイアンで刻む作戦を取った。残り90ヤードを60度で1.5メートルにつけバーディを奪取すると、続く17番パー4はユーティティで第1打を放ち、残り180ヤードを7番アイアンでピンの左上3メートルにつけバーディ。さらに18番パー5ではフォローの風を味方にドライバーで残り230ヤードまで運び、またも4番アイアンでピン手前8メートルにオンさせた。そして2パットのバーディを決めた。怒涛の3連続バーディが逆転優勝をもたらしたのだった。
ホールアウトし、クラブハウスリーダーとなった時、「18時に飛行機の予約がしてある」と困り顔。青森行きのFDAはキャンセルせざるを得なくなったが、何より嬉しい初優勝である。200万円の賞金と、ダイソンやお肉などたくさんの副賞も手にした。
青森県つがる市出身で中学2年時に青森県オープンでアマチュア優勝の記録を持つ。東北福祉大に進んだ永澤選手はプロ9年目の31歳。タートルエースGCにいた関係で中部プロゴルフ協会メンバーになっている。月例会成績により出場した今大会は2年前に続く2回目の出場だった。大会の前週には予選会から資格を得て日本プロゴルフ選手権にも出場し55位タイだった。今年から青森がベースになっているが、5月15日には2人目のお子さんが生まれたばかりなのだとか。素晴らしいプレゼントを家族に持ち帰ることができた。「この優勝を機に次はツアー優勝を!!」
アマチュアの部
優勝/ローアマチュア
「これから日本のタイトルを狙いたい」
藤原昌樹選手(ジャパンクラシックCC) 141=68、73

前半の3番、8番、後半の13番、18番と3つのロングホールで確実にバーディを奪った。5つのボギーのうち「3パットや池ポチャのもったいないボギーがあった。でも、後半はシビアなパーパットも入ってくれたし、難しい風の中でパーオンができたのは良かったです」と振り返った藤原選手。41歳でのローアマチュア獲得だった。
藤原選手は18歳から研修生として5年間プロを目指したが家業を継ぐために一旦断念。しかし、もう一度プロを目指したいと34歳の時に一念発起。しかし、そのプロテスト挑戦も5回受験して諦めがついた。2025年からアマチュア競技に復帰したという変わり種である。プロ志向だけに飛距離には自信がある。逆に「アプローチが上手くないんです」と笑いながら謙遜した。「先週の中部アマにも出ましたが、日本アマには届かなかった。今後は、日本アマや日本ミッドアマでタイトルが取れるよう頑張りたいですね」。明るく、逞しいミッド世代がまた一人誕生した。
2位
建部晶紀選手(名阪チサンCC・中京大4年)  144=66、78

初日にローモンドCCのアマチュアコースレコードを更新する66ストロークをマークし、堂々の首位に立った建部選手だったが、2日目の決勝では本領発揮とはいかなかった。「風もありましたけど、集中力が続かなくて、8番では右OBも出ました。あそこで取り返そうと思ったんですが、残念でした」と語ることはあまりなしといった感じ。中学高校とサッカーに明け暮れたが、右膝前十字を痛めるなどの怪我をしたことで、大学に入ってから小学生以来のゴルフを再開した。4月に開催された国スポ・日本スポーツマスターズ三重大会(三重CCで開催)で優勝している。「4日からプロテストの1次が始まるので集中します!」(写真左が建部選手)
3位
北浦大暉選手(同志社大1年)  146=71、75

「ショットはそれほど良くなかったですが、パットは良かった」という北浦選手は、後半の16番と17番でどちらも1メートルのバーディパットを決めると、最終18番では260ヤードの第2打を3Wで3メートルにつけ見事にイーグル。一気に4打を縮めてのアマチュアの部3位入賞となった。津田学園高時代はMGAトレセンのメンバーとしてトレーニングを積んでいた。この春から同志社大1年生の北浦選手は「大学生活は楽しいです。自分で何もかもしなくてはいけないけれど慣れてきました」とニコリ。(上の写真、右が北浦選手)
★話題 川村昌弘選手が出場★
今大会の出場選手の中に、三重県出身で現在、DPワールドツアー(欧州ツアー)メンバーである川村昌弘選手が中学生以来の出場をしていた。
川村選手は昨年、右手首の手術のために、DPワールドツアーを離脱しており、手術後のリハビリの途中という段階。今年秋以降にツアーに復帰をする予定だが、その前に、地元の三重県オープンに参戦した。
川村選手は20歳で「アジアパシフィックパナソニックオープン」で優勝を飾って以来、アジアや欧州を中心に海外を舞台に活躍している。
今大会は初日に71ストローク、決勝は77ストロークと思うような成績とはならなかったが、終始笑顔で回っていた。「まだ手首は完全ではないので、今日は2回だけしっかり振りました。感触を見ている感じです。明日も一球一球を楽しくできたらと思います」と初日に語っていた。今後はアメリカに渡って、全米オープンの予選会、そして、イギリスで全英オープンの予選会に出場する予定だと教えてくれた。久しぶりの日本での姿に、お父さんをはじめ親しい人たちが多く一緒について歩いていた。
★三重テレビ生放送&ラウンドレポーター★
今大会では三重テレビ放送が決勝日の14時から生放送で試合の様子をお届けした。そして、ローモンドCC所属の山本範幸プロがラウンドレポーターを務めた。