Welcome to the Page of the Mie Golf Association
Mie Golf Mie Golf Association

三重県ゴルフ連盟

事務局だより

◆3eの日◆加盟倶楽部紹介<涼仙ゴルフ倶楽部>

2020/05/03(Sun) 00:05:54
3e(三重)の日 加盟倶楽部紹介

45万坪の広大な敷地に、ゆったり18ホール。

池泉廻遊式庭園でゴルフに興ずる、贅沢な時間

涼仙ゴルフ倶楽部

副支配人
城野保博さん
にお聞きしました。

●水と大地と人が溶け合う仙境の誕生から、今年で開場28周年を迎えます。
涼仙ゴルフ倶楽部の開場は1992年(平成4年)7月。高低差わずか20mの極めてフラットな丘陵地に、完全なる別世界を求めて創り上げたゴルフコースです。涼仙という名称の由来は、水の京(みやこ)と書いて「涼」、人と山(だいち)が寄り添って「仙」から。その名の通り、水と大地、そして人が溶け合うところをイメージしています。数寄屋建築のクラブハウス、食堂から望める枯山水、細部にまでこだわった池泉廻遊式庭園など、世界に誇る日本文化をきめ細やかに投影した”仙境”は、他にはないメンバーシップコースとして皆さまに喜んでいただいています。

●広々としたレイアウトには白いOB杭がありません。
涼仙ゴルフ倶楽部の敷地は実に45万坪。通常なら36ホールも可能な場所に、ゆったりと18ホールがレイアウトされています。そこには単なるスポーツとしてのゴルフではなく、日本が世界に向けて発信できる文化を創造したいという思いが込められています。コース内には九天の滝から流れ落ちた清水が流れ込んでいる春望湖、鳴琴湖、早秋湖など7つの池が美しい水面をたたえつつウォーターハザードとして待ち構える一方で、南亭、春秋亭、竹里舘、松風菴などの風情ある菴がプレー途中のゴルファーを優しく癒してくれます。
ティーイングエリアに立った時に、どのホールも広々とした開放感を感じることでしょう。そして、どこよりもゆったりとレイアウトされた18ホールにはOB杭が一つもありません。思い切ったプレーに挑戦できるのも涼仙ならでは、と言えるでしょう。

●これまで数々のプロ競技を開催しています。
総距離7169ヤードのコースでは、これまで数々のプロ競技を開催してきました。1994年(平成6年)から12年間、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)の「雪印レディース東海クラシック」と「マンシングウェア東海クラシック」、2012年(平成24年)にはJGTO(日本プロゴルフ機構)の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」、2013年(平成25年)から17年(平成29年)はPGAシニアツアーの「〜シニアを元気に!!〜KYORAKU MORE SURPRISE CUP」が行われました。「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙」では、池田勇太と呉阿順との壮絶なプレーオフが日没を越え、投光器に照らされた暗闇の中で繰り広げられたことを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そして、今年2020年は「涼仙モアサプライズカップ」を開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開催中止が決定しました。
●涼仙GCではキャディーをグリーンキャスターと呼んでいます。
毎年、新人は4月から2ヶ月間みっちり教育を受けます。接客マナー研修などの社会人教育をはじめ、ゴルフの基礎知識、コースでの役割、天候の対策、ラウンドでの留意点など徹底的に指導しています。マニュアルやビデオもありますが、1番の先生は先輩のグリーンキャスターです。彼女たちが新人にしっかりと教えます。教える側も教えられる側もプロ意識を育てることが最も大切だと知っていますから、時に新人は仕事の後で泣いていることもあるんです。先輩が厳しいからじゃないですよ。自分ができなくて、悔しくて泣いてるんですよね。
そんな環境で切磋琢磨しているグリーンキャスターたちに対し、ありがたいことにゴルファーからも多くのお褒めの言葉をいただいています。
●練習場は、一般開放&ゴルフアカデミーでレッスンも。
クラブハウスの右手にある練習場は、プレーヤーがスタートされた後、午前10時から一般開放されています。天然芝が美しい300ヤードの飛距離に向かって豪快に打てる他、アプローチやバンカーの練習場もあります。20ある打席はゆったりと作られています。夜21時まで営業していますから、仕事帰りでもお気軽にお立ち寄りください。また、所属プロによるゴルフレッスンや、ジュニア(高校生まで)の2時間打ち放題も用意しています。

<城野副支配人(51歳)はこんな方>
●接待ゴルフで培った経験が生きています。

涼仙に来て、まだ1年半です。それまでは、製造業の会社で営業職をしていました。ゴルフは20歳で始め、仕事ではいわゆる接待ゴルフを多く経験し、ゴルフを通じてビジネスの絆を深める事ができることを身をもって体験してきました。とにかくゴルフが大好きなんです。子供が小さい頃は地元のいなべジュニアゴルフクラブの親代表をしていたこともあります。とても貴重なご縁をいただいたことを嬉しく思っています。今後は、創業者が作ったゴルフ環境を全社員一丸となって繋げていくこと、そして、ジュニア育成にもしっかりと取り組む環境をもっと作ってあげたいと考えています。
今年は、三重県オープンと中部ジュニア三重地区予選の開催会場になっていましたが、新型コロナウイルス感染拡大によって、どちらの競技も中止になってしまいました。涼仙GCの美しさを皆さんに見ていただきたかったのですが、本当に残念です。

<<コース紹介>>

「バーディを狙うのはやはりロングホールですね。ショートは難しい。特にインの12番は当倶楽部で最難関のホールです」と城野副支配人。
ゆったりとしたコース幅とコース間をもたせた18ホールは、いずれもショットバリュー重視の設計となっている。ほぼ全てのホールに修景池が絡み、プレーヤーにプレッシャーを与えている。グラスバンカーが多いのも特徴で、隠れハザードはなく、IPからはすべてグリーンが望める。
攻略的には風をどう読むかが大きなポイントと言えるだろう。アゲンストの風が吹くホールが案外多いので、クラブ選択は慎重にしたい。グリーンはワングリーン、最高級ペンクロスベント芝を使用している。
また、ティーイングエリアにはヤーデージ表示はあるが、ホール番号がない。実は、ホール番号は庭石風に置かれた石に描かれている。景観を大切にする涼仙GCならではの配慮なのだ。
18H、Par72/F.B7169yd、B.T6705yd、R.T6244yd、G.T5758yd、L.T5325yd
◆アウトコース◆
★1番H(Par4/B423yd、B398yd、R381yd、G324yd、L324yd)
難度の高いスターティングホール。第1打の狙い目は右サイドにあるバンカー左。グリーンは受けているが奥に傾斜があるため、第2打はプレッシャーがかかる。正確な距離感が必要。パーセーブして気持ちよくスタートしたいホール。


★2番H(Par4/B430yd、B403yd、R372yd、G347yd、L347yd)
左手に雄大な東園湖が広がるフラットなミドルホール。つい右から攻めたくなるが、右サイドには大きなバンカーがあるので真ん中狙いが良い。ピンが右サイドの場合はやや左目を狙うのがベスト。グリーンは奥が下がっているので、手前から攻めるのが鉄則。


★3番H(Par5/B544yd、B516yd、R481yd、G401yd、L401yd)
穏やかに打ち下ろす、心字湖越えのロングホール。第1打は正面のグラスバンカーを越えた右側バンカー近くに落としたい。第2打は勝負となる3打目に得意距離を残すように刻むのが得策。グリーンは微妙なアンジュレーションがあり、近くにつけても難しい。奥にこぼすと池が控えているのでオーバーは禁物。

春秋亭
★4番H(Par3/B200yd、B184yd、R148yd、G140yd、L133yd)
鈴鹿連峰の眺望が美しいショートホール。横長のグリーンは大きいが、奥にいくと下のパットが残るし、反対に手前には池。その上、ほぼアゲンストになる風をどう読み切れるかが大きく明暗を分ける。安全な右サイドからピンに寄せたい。

★5番H(Par4/B422yd、B397yd、R373yd、G356yd、L332yd)
難度の高い右ドッグレッグのミドルホール。右の木を狙って打ちたいところだが、ビーチバンカーに捕まると困難。砂はサラサラ、頑張って打ちに行くとズボッと足が沈んでしまうことも。パーオンを狙うならフェアウェイ中央の5本松の右あたりがベストルートとなる。グリーンは奥からの傾斜がきつく、真ん中にくぼみがある。

★6番H(Par4/B379yd、B351yd、R323yd、G323yd、L302yd)
最も距離の短いパー4。ストレートでフェアウェイが広いので、第1打は気持ちよく振り抜ける。狙い目はピン位置が右ならフェアウェイ左の東園湖サイド、左なら右サイドに打ち分けよう。グリーンはセンター手前にマウンドが一つあるので気をつけて。涼仙GCの中ではサービスホールと言えるだろう。


★7番H(Par3/B180yd、B157yd、R135yd、G135yd、L104yd)
距離感さえ正確にジャッジできれば、攻めやすいフラットなショートホール。ただ、風が読みづらいので気は抜けない。右傾斜の3段グリーンは、ピンのある面にローボールで花道方向から攻めるのがベストルート。左に引っ掛けて奥の林に行くと、アプローチが難しくなる。

★8番H(Par4/B403yd、B376yd、R350yd、G322yd、L289yd)
第2打がポイントになるミドルホール。第1打の狙い目はフェアウェイ右サイド。グリーン左手前にバンカーが口を開けており、奥には壮大な「九天の滝」が待ち構える。グリーン手前がとても速いため、なかなかピンに寄せるのは難しいが、右手前から積極的に攻めていきたい。


★9番H(Par5/B539yd、B513yd、R489yd、G456yd、L438yd)
緩やかに打ち下ろす2オン可能なロングホール。フェアウェイの左側は落ちているため、第1打は左右に分かれるフェアウェイの真ん中に立つ楠の木を目標に、右サイドに運びたい。第2打はグリーン左右のバンカーが気になるが、2オンを狙い、思い切って打っていくのみ。バーディを奪ってバック9に弾みをつけたいもの。
ホール番号は石に。

◆インコース◆
★10番H(Par4/B409yd、B383yd、R366yd、G330yd、L330yd)
正面のグリーンまでストレートなミドルホール。第1打は左サイドにあるクロスバンカーの右側を狙うと、グリーンに向けて、右の木が邪魔にならない。第2打はショートアイアンになるため、ピンをデッドに攻めたいところ。左から攻めるのが王道。バーディを奪いたいホール。

★11番H(Par5/B607yd、B573yd、R546yd、G493yd、L441yd)
距離のあるロングホール。第1打は目の前の池に浮かぶ竹露島を目印に、真ん中から右狙いで思い切って。第2打もフェアウェイ右が狙い目。重要なのは第3打。左足下がりのライになる上、グリーンにはマウンドがありスピンがかかりにくいため、ピン側に止めるのは至難の業となる。藤原岳から吹くアゲンストの風をうまく読み切りたい。
南亭

★12番H(Par3/B220yd、B202yd、R160yd、G143yd、L129yd)
確かな技術が要求される難関ショートホール。右からやアゲンストが多い風が計算しづらく、池のプレッシャーもかかるため、距離感がいちばんのポイント。グリーンは3段で、ピン位置によって難易度が異なるが、左から攻めるのが鉄則。花道狙いは右に跳ねると難しくなる。ピンのある面の手前を狙い、正確な読みとキレのあるショットで攻略を!!

★13番H(Par4/B382yd、B361yd、R338yd、G311yd、L293yd)
距離が短めのパー4。第1打はフェアウェイ左右にあるバンカーの間を目標に、やや左サイドがグリーンを狙いやすくなる。グリーンは瓢箪型で斜めに長く、傾斜がきつい2段になっている。奥に下がっているので、手前からが正攻法。一見、何の変哲もなさそうだが、厄介なホールだ。


★14番H(Par4/B413yd、B387yd、R364yd、G351yd、L230yd)
左ドッグレッグのミドルホール。第1打は正面のグラスバンカーの右サイドを狙うのがセオリーだが、高い球で左の林越えも不可能ではない。うまく越えれば、残りはショートアイアンでいける。グリーンを狙う第2打は風と距離感がポイント。グリーンは砲台で右に深いバンカーがあるので左手前が定石。

★15番H(Par4/B399yd、B372yd、R351yd、G331yd、L317yd)
茶店の南亭横から池を越えていく景観が素晴らしいミドルホール。第1打は左サイドがベストだが、飛距離に自信があれば右寄りからの攻めも良い。ただし、右に行きすぎると林があるので注意が必要。グリーンを狙う第2打は風と距離感がポイントになる。右にバンカーが控えており、ピンが右の場合は守りに入らざるを得ない。きっちりパーセーブしておきたいホールでもある。

★16番H(Par3/B205yd、B184yd、R163yd、G145yd、L122yd)
やや距離のあるショートホール。ほぼアゲンストの風となる。グリーンは大きく右に傾斜した形状で、落とし所によって難しいラインが残るため、ピン位置に応じた戦略が鍵になる。安全策としてはグリーンの左半分に乗せること。また、グリーン手前のグラスバンカーには要注意。

★17番H(Par4/B440yd、B398yd、R389yd、G365yd、L340yd)
第1打にプレッシャーがかかる右ドッグレッグ。オーガスタの18番ホールをイメージしてレイアウトされたパー4。フェアウェイ右側のコーナーを林が包み込んでいるため、左サイドを狙うのが賢明。グリーン周りはバンカー群となっている。第2打はピン位置に関係なく、グリーンセンターを狙っていこう。難しいホールなので、パーセーブはラッキー、ボギーでも良しとしよう。


★18番H(Par5/B574yd、B550yd、R515yd、G485yd、L453yd)
戦略性の高い最終ロングホール。第1打は打ち下ろし、正面に見える竹里館方向に思い切って打てば2オンも可能。刻む作戦でバーディ狙いの場合は、右サイドで確実に。グリーンの手前から左サイドは池が絡んでいるため、方向性と距離感を大切に攻めること。2012年の池田勇太vs呉阿順のプレーオフはこのホールで行われた。