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三重県ゴルフ連盟

事務局だより

◆3eの日◆加盟倶楽部紹介 セントレイクスゴルフ倶楽部

2017/01/02(Mon) 23:56:56

鬼才ピート・ダイが精魂込めて作り上げた難コース。 ターゲットゴルフの真骨頂を楽しみたい

セントレイクスゴルフ倶楽部


三重県の西側に位置するセントレイクスゴルフ倶楽部に取材に訪れたのは、2016年11月半ば、快晴に恵まれた日曜日。亀山インターから名阪国道約20分で上野東インターで降り、国道422号線を通るルートはわかりやすく、10分ほどで到着。のんびりとした田園風景が広がる道から左に折れると、コースへ入っていきます。クラブハウスが見えてくると同時に、突然、左側に広がるアウトコース、これが実に感動的。なんといっても、そのうねりあるフェアウェイ、深いバンカー、まるで、イギリスのリンクスを思わせるような風景です。「わあ、これは難しそう」直感的にそう思わせるコースレイアウト、ここは鬼才ピート・ダイが日本で2番目に手掛けた18ホール、セントレイクスゴルフ倶楽部。

支配人 西山明夫氏 にお聞きしました。


●会場は1989年、設計は鬼才と呼ばれるピート・ダイ
ピート・ダイは世界的に知名度の高いゴルフ設計家の一人です。1925年にアメリカで生まれた彼はゴルフの腕前も素晴らしく、高校時代はオハイオ州の高校チャンピオン、1958年にはインディアナ州のアマチュアチャンピオン、1957年には全米オープンにも出場しているほど。そんな彼らしく、18ホールにはゴルフの真髄であるターゲットゴルフを思う存分楽しめるコース設計が貫かれています。
開場に至るまでには、ピート・ダイ自身が現場での造成を手掛けたと聞いていますし、何より、この土地が天与の地形だと絶賛されたそうです。コースはベントのワングリーン、うねりの大きなフェアウェイ、グリーン周りのバンカーやグラスバンカー、池や水路などのハザードなどゴルファーを楽しませる(?)悩ませる(?)レイアウトが連続しています。
●「また挑戦したい」「もうこりごり」ゴルファーの気持ちは大きく分かれます
どのホールもフラットなところがほとんどない、しかも狙いどころが狭く、かみ合わせが悪いとスコアメイクにも大きく響きます。そのため、初めて来場された方の評価が大きく分かれます。「面白い! 次は絶対に攻略するよ」「何回来ても楽しめる。スコアがまとまったときの喜びは半端ない」と喜んでくださる方がいる反面、「こんなに難しいところは、もうこりごり」「スコアにならないよ」と嘆かれる方も。地理的なこともあり、関西からのお客様が中心ですが、亀山インターからのアクセスは良いので、腕に自信のある方もそうでない方も、ぜひ一度、この特徴のある18ホールに挑戦しにお出かけください。
とりわけ、コースのどこからでもクラブハウスが望めるアウトコースの広々とした景色の中に立つと、何とも言えず爽快感があると思います。また、朝日の当たる時間や夕暮れなどその陰影の美しさは、手前味噌ですが、本当に素晴らしいと感じています。
<支配人について教えてください>
●ゴルフ界に、50歳になって突然の転身をしました
支配人は 2009年からですので、まだ8年目です。実はそれまでは、大阪府にある板金加工の会社にいました。片道2時間近くをかけて通勤していましたが、50歳になったときに思い切って転職を決意しました。ゴルフ界は全くの素人でしたが、周りの方々に助けていただいて、何とかやってきました。支配人の仕事はいろんな側面があり、忙しいですが楽しいですね。ひとつひとつ結果が自分に返ってきますから、いいも悪いも。だから、毎日が大切と思っています。
<クラブの話題>
●人気イベントは伊賀牛杯
一年を通じてさまざまなイベントを企画していますが、人気の高いのは、伊賀牛杯。美味しいと評判の伊賀牛肉が賞品ですので、毎回すぐに定員になってしまうほど。2017年は、1月29日(日)、3月26日(日)、5月21日(日)の開催が決まっています。
●レストランの味

中華料理が美味しいと評判です。年間通じて、一番の人気メニューは、青椒肉絲チャーハン(税抜1300円)。この冬のおすすめは、チャンポン(税抜1,450円)
●瀟洒な佇まいで、コースを見渡すクラブハウス
クラブハウスはアメリカと日本を合わせた和洋折衷のイメージ。アウトコースのどこからもクラブハウスが見えるレイアウトになっている。
●美しく紅葉した台湾楓(たいわんふう)

クラブハウス駐車場側にたたずむ、台湾楓。取材に訪れた11月はまさに紅葉のピーク。ひときわ鮮やかに色づいた葉が来場者の目を引きつけていました。
★☆コース紹介☆★
どのホールも、うねりのあるフェアウェイが待ち構えている。また、ティーインググラウンドに立つと、目の前にいろんなホールが飛び込んでくるため、自分の目標のグリーンをしっかりと把握することが大事。周りの景色に惑わされないように、ターゲットをしっかりと狙うことが大切。
●18H Par72
International 6916Y、Championship 6259Y、Member 5703Y
◇◆アウトコース◆◇
★1番H(Par4/I378Y、C331Y、M303Y)
左ドッグレッグのミドルホール。ベストルートは右サイド奥のバンカーを狙うライン。フェード系のショットでターゲットエリアをキープしたい。グリーン左にバンカーがある。

★2番H(Par4/I324Y、C314Y、M300Y)
正面のフェアウェイが二股に分かれていて、右側のフェアウェイの先にグリーンがある。しかし、右側には池が広がっている。ロングヒッターは、真っすぐに打つと、突き抜ける危険も。グリーン回りのバンカーは深いアリソンバンカーになっている。グリーンは直接見えないが、左からのほうが小さなグリーンに乗せやすいかも。


★3番H(Par3/I160Y、C135Y、M124Y)
ティーインググラウンドからグリーンまで左側は池。グリーンと池の落差はわずか50センチなので、プレッシャーに負けないようにグリーンオンを狙おう。グリーンは奥に細長い形状。

★4番H(Par4/I470Y、C432Y、M394Y)
右ドッグレッグ、やや打ち上げのミドルホール。右側に広がる2つの池の間にあるバンカーの左が狙い目。フェアウェイの中央は広いので思い切ったショットを。グリーンは池の向こうにある。

★5番H(Par5/I504Y、C478Y、M443Y)
ダブルドッグレッグのロングホール。第1打の狙い目は正面に見える山の中腹にある、赤い樹(紅葉している)。第2打からはずっと上りなので、距離は多めに見て、クラブ選択をしたい。第2打は右過ぎるとOB。左の小山の奥には茶店があるが、そこは大丈夫。隣のティーインググラウンドに繋がっている

★6番H(Par4/I428Y、C382Y、M357Y)
ティーインググラウンドから町並みが望める。後ろを振り返ると、他のホールを望める。第1打は、右狙い。左サイドに続くグラスバンカーは避けていくのが無難。右のラフとの境目周辺を目標に。
グリーンは大きなバンカーで囲まれている。高低差があるバンカーで、入れると、打ち上げて乗せていかなくては行けない。特に奥に入れると厄介。

★7番H(Par4/I397Y、C348Y、M305Y)
打ち下ろしの右ドッグレッグで、ティーインググラウンドからグリーンが見えない。150ヤード表示と右グラスバンカーの間を狙おう。グリーン手前のバンカーには注意したい。
★8番H(Par3/I215Y、C165Y、M135Y)
45ヤードの縦長3段グリーンが特徴のショートホール。ピンをしっかり狙えるクラブ選択を。左サイドはグリーンまでバンカーが続いている。
★9番H(Par5/I553Y、C499Y、M457Y)
グリーンは見えないが、真っすぐに狙っていくダブルドッグレッグのロングホール。18ホール中、最もタフで距離がある。左サイドバンカーの真横の猫の額ほどの地点まで飛べば2オンが可能になる。グリーン手前左に池、横にはバンカー、奥にはグラスバンカーがある。


◇◆今回の取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました◇◆

◇◆ハウスを右に見て、カートを進めると、インコース◆◇
★10番H(Par4/I410Y、C369Y、M323Y)
右にドッグレッグ、全体に打下ろしていくミドルホール。第1打は真っすぐ正面へ。フェアウェイをキープできれば、フラットなライから第2打が打てる。細長いグリーンには距離を抑えてでも正確にショットしないと、飛び出す可能性あり。


★11番H(Par5/I499Y、C476Y、M457Y)
セントレイクスGCの名物、ロングホール。太陽の光が当たると、フェアウェイのうねりが大きく美しい景色が望めるが、プレッシャーもかかる。
グリーンに向かって第2打、第3打と打ち上げていく。2オンを狙う場合は、右サイドと左のマウンドによって絞り込まれているところまでドロー系のショットを。3オンの場合は広いフェアウェイ左サイドをキープしよう。

★12番H(Par3/I199Y、C166Y、M139Y)
グリーンの横に池が広がるショートホール。ティーインググラウンドから見ると、グリーンの面積は全体の3/4、左1/4はマウンドで隠れている。

★13番H(Par4/I457Y、C432Y、M395Y)
右側に池が連なるミドルホール。第1打の理想は、右サイドの小さなバンカーの真上を超えるドロー系ショット。池のプレッシャーに負けないように、果敢に攻めたい。第2打からは打ち下ろしていく。
◇◆◇ここから16番Hまで、ピートダイコーナーと呼んでいる名物ホールが続く
★14番H(Par5/I534Y、C509Y、M479Y)
大きく左ドッグレッグのロングホール。正面に見える15番ホールに横たわるバンカーに向かって打つイメージ。フェアウェイ右側は受けているので、ターゲット周辺は案外広い。ショートカットして左バンカーの前辺りまで運べれば、2オンも狙える。


★15番H(Par4/I415Y、C361Y、M325Y)
左側全部がバンカーという名物ホール。右ドッグレッグで、バンカー越えも必要となる。
とにかく右はずっとバンカーなので、フェアウェイキープをすることが大切。


★16番H(Par4/I343Y、C317Y、M293Y)
打下ろしの左ドッグレッグのパー4。まずは正面へ。そして、左へ打下ろしていくコーナーの内側の松林の間からグリーンが望める。第2打の先にあるグリーンは猫の額ほどの小ささで、18ホール中、最も小さい。グリーン奥はOBのため、距離を正確に。

★17番H(Par3/I196Y、C171Y、M144Y)
小さなグリーンの後は、18ホール中、最も大きなグリーンのショートホール。しかも、見えているグリーンは半分で、馬の背の部分。その奥に残り半分のグリーンはあるが下り。奥にはグラスバンカー。グリーン手前のバンカーはアゴが高い。距離感が難しいバンカーショットとなる。

★18番H(Par4/I434Y、C374Y、M330Y)
池と石垣が特徴的な、右ドッグレッグ。迫力ある景色が広がっている。青と黒ティーは右のほうへ、白と赤ティーは左へ、カートが導いてくれる。
青ティーインググラウンドからは、正面にあるバンカーの方へ思い切ったスイングをしよう。第2打は、グリーンは見えるが、バンカー群に圧倒される。様々なプレッシャーに負けないよう、トライしよう。