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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技報告&フォト<県民G決勝大会/ジャパンクラシックCC>

2019/12/03(Tue) 01:35:07
第11回三重県民ゴルフ決勝大会
2019年11月27日(水)
会場/ジャパンクラシックカントリー倶楽部(KINGコース)
男子60歳以上の部/6036yd、Par72
男子60歳未満の部/6556yd、Par72
女子50歳以上の部/5459yd、Par72
女子50歳未満の部/6036yd、Par72
参加人数/
男子60歳以上の部 73名(うち欠場2名)
男子60歳未満の部 31名(うち欠場1名)
女子50歳以上の部 32名(うち欠場3名)
女子50歳未満の部 8名
天候/曇り

今年度を締めくくるMGA主催競技。

予選参加7000人の頂点は、

男子60歳以上の部、小川竹男選手(涼仙)

男子60歳未満の部、近藤徳久選手(ローモンド)

女子50歳以上の部、宇田花州子選手(三重フェニックス)

女子50歳未満の部、吉川美香選手(松阪)


三重県ゴルフ連盟(MGA)主催の今年度最後の大会、県民ゴルフ決勝大会。会場となった伊賀名張地区のジャパンクラシックカントリー倶楽部(KINGコース)は、終日の曇り空、気温は上がらず、肌寒い日となった。
ジャパンクラシックCCは池やクリーク、谷などが随所に配置されたダイナミックなコース。当日のグリーンはスティンプ10 .5、コンパクション23と発表された。
県民ゴルフ決勝大会は、北勢、中勢、津、松阪、伊賀・名張、伊勢志摩の6地区で行われる前期と後期の地区ゴルフ大会の上位者が、さらに各地区での地区決勝に出場。その上位の選手たちが参加できる競技。三重県ゴルフ連盟主催競技の年間最後の試合でもある。
今年の予選参加人数は約7000人。まさに県民ゴルファーの頂点が、この日決定した。
競技は朝7時に女子の部からティーオフ。日の出が6時30分過ぎのこの時期、選手たちがハウスに到着するスタート1時間前は、まだ真っ暗だった。選手たちは、明るくなるのを待って打撃練習やパッティング練習、慌ただしいスタートとなった。
●県民ゴルフ決勝大会は、競技終了後もお楽しみがいっぱい。

シビアなスクラッチ競技ではあるが、県民ゴルフ決勝大会は、どこか和気あいあいとした雰囲気に包まれている。各地区の県民ゴルフ大会を勝ち上がってきたご褒美のような意味合いもあり、表彰式では、優勝から3位までの入賞者にレプリカや副賞が贈られた後、この大会ならではの飛び賞の発表が行われた。各部門ともに、4位から10位、さらには15位、20位、25位と5飛び賞、そして、BB賞、敢闘賞まで、いずれも、伊賀牛をはじめ、美味づくし。また、会場では、選手たちに軽食も用意された。

◆インタビュー◆

★男子60歳以上の部 

「60台を狙ったのに、ショートで7打叩いちゃいました」
優勝
小川竹男選手(涼仙)  73=37、36

12月で73歳を迎える小川選手が堂々の優勝を果たした。試合は11月。数え年であれば、エージシュート達成のナイススコアだった。「後半の1番から3番まで連続バーディだったのに、5番のショートで、OBして3パットで7打も叩いたよ。6番もボギーとしたけど、9番でバーディが取れた。後半は1バーディ、1ボギーでした。ショットは良かった。セカンドは9番アイアン以下で打てたからね」。毎日、近くの公園の遊具を使い独自の筋トレを続け、自宅ではストレッチポールを使った柔軟をするなど、朝晩のトレーニングを欠かさない。73歳とは思えないコリコリ筋力の小川選手だが、数年前はひどい腰痛で、手術しか直す方法がないと言われていた。それを、友人の陸上選手に聞いたストレッチポールを使ったトレーニングを実施したところ、見事に完治。今では完全復活して、数々の優勝を成し遂げている。
2位
中川盛満選手(タートルエース) 74=36、38

インスタートで前半は「同伴者に恵まれました。和気あいあいとできました。体調がこの1ヶ月くらい前から良くなってきて、今日のゴルフは今年いちばんの出来。何もかも上手く行きましたね」と1バーディ、3ボギーの安定した内容を笑顔で教えてくれた。中川選手の競技歴は長く、過去には優勝経験もあるが、シニアになってから癌を患らい中断、数年前にゴルフ競技に復帰した。65歳。
3位
岡村多聞選手(伊勢)  75=37、38

マッチングスコアカードによって、3位入賞となった岡村選手。県民ゴルフ決勝大会では、上位入賞の常連だ。「バーディが2つ取れました。3番、4番を連続でした。去年は出られなかったので、2年ぶりです」。69歳。
<惜しくも入賞は逃したが、3位タイ>
3位タイ
畑井和男選手(亀山市) 75=37、38

「セカンドからピンに絡むようなゴルフができたので、スコアがまとまりました。惜しかったのはインの16番のショートで池に入れた、ダブルボギーにしたのがもったいなかったかな」。71歳、ゴルフ歴は40年ほど。今もジムで体幹を鍛えている。「アイアンのばらつきが少なくなった。ゴルフ場でもなるべく歩くようにしていますよ。あ、仲間にも恵まれましたね」と、同じテーブルの仲間を気遣った。(写真左が畑井選手)
3位タイ
伊藤学選手(白山ヴィレッジ)  75=36、39

「出だしの10番でバーディが取れて、いい感じでしたが、途中で短いパーパットを外してダボにしたり、ドツボでした(笑)。最終の9番は意地でパッティングを決めてパーだった。今日はパッティングもショットも良かったから、惜しかったなあ」。64さいの伊藤選手、昨年は2位入賞だった。
★男子60歳未満の部

「去年のリベンジができました」
優勝
近藤徳久選手(ローモンド) 77=39、38

「去年はマッチングで負けたので、リベンジできたのが何より嬉しい」とニコニコだった近藤選手。アウトからスタートし、前半は3番(376yd、パー4)と9番(492yd、パー5)でバーディ、後半は10番でバーディを奪った。「3バーディが取れたのは良かったけど、12番(451yd、パー4)と13番(435yd、パー4)を連続ボギーとしたんで、ダメかなと思ったんですよ」と試合を振り返った。今回、昨年の覇者の辻選手と同組だったため、近藤選手にとっては、目の前にリベンジ相手がいたわけで、それだけにプレッシャーも半端なかったはず。勤務している青果市場が水曜日休みで、昨年に続き出場可能となった近藤選手は59歳。「今年はついてました。秋の中部インタークラブ も優勝できたし、このリベンジもできました。それと、今日のグリーンがとても良く仕上げられていたことに感心しました」。(写真右が近藤選手。左は辻選手)
2位
中井徳樹選手(ルート25) 77=35、42

「前半は2バーディ、1ボギーで調子に乗っちゃったのかな。後半は3パットが6回でした。全体としては、ショットが良かった」。ゴルフは20歳から始めたという49歳。スコアは1位タイだったが、マッチングスコアカードにより2位入賞となった。
3位
辻一也選手(藤原)  78=39、39

昨年のチャンピオンとして臨んだ今大会。同組だった近藤選手に1打足りず、連覇を逃した。「7番で寄らず、入らず、3パットでダブルボギーになった。それが敗因だね。それから、17番で近藤さんが7メートルのパーパットを見事に入れて、僕は5メートルだったけど、プレッシャーかかっちゃって入れられなかった。そこも差になったかな。でも、一緒に回れて良かったですよ。楽しかった」。JAで支店長を務める57歳。
★女子50歳以上の部

「運が良かった!!」
優勝
宇田花州子選手(三重フェニックス) 77=38、39

2位と4打差をつけての優勝だった。アウトからのスタートで、1バーディ、4ボギー、1ダブルボギーという内容。バーディは4番(304yd、パー4)で、7メートルのロングパットが決まった。「バンカーに入りそうなショットもレーキに助けられるとか、運が良かったです。コース的には距離が短かったので、プレーしやすかった」と宇田選手。50歳になり、今年からシニア入り。春の三重県女子オープンのシニアの部で優勝して、日本スポーツマスターズ岐阜大会に出場した。今年の2勝目を喜んだ宇田選手は、仕事はフリーのキャディー。三重県のフリーキャディーさんたちのまとめ役も務めている。168センチ。
2位
北川京子選手(白山ヴィレッジ) 81=41、40

インからのスタートだった。「前半はパッティングがすごく良くて、10パットでした。後半は14パット。6番H(293yd、パー4)で4オンした上、3パットでトリプルになった。あれはもったいなかったです。パットが良くて、このスコアですよ。ギリ乗って行かなくて、セカンドがヘナヘナでしたね」。女子の中でひときわ目立つ175センチ。仕事はフリーのキャディー。
3位
西村雪代選手(双鈴関)  82=41、41

「90%シーズンオフみたいな状況ですが、この大会は毎年楽しみにしてるので、今年も楽しくできました。中身は、良くもなく悪くもなく。このところ、シャンク病が出てるのですが、今日も最後の18番でバンカーからそれが出ちゃって、ダブルボギーでした。まあ、これ以上は望めませんね」と謙遜した西村選手。会計事務所に勤務し、今は忙しい時期を送っている。過去に、このジャパンクラシックCCで行われた県民ゴルフ決勝大会では優勝、相性の良いコースで今年最後の試合を締めくくった。
★女子50歳未満の部

「今年最後の試合がいい感じで終われた」
優勝
吉川美香選手(松阪) 77=38、39

1バーディ、6ボギーの5オーバーは、2位と7打差の圧勝だった。「今日は100点だよ。ショットもまあまあ、アプローチで寄らないところはボギーでしたね。先週の日本女子ミッドアマ(兵庫県・東広野CCで開催)で心折れてきました。今日は無理せずプレーして、最後にいい感じで終われたのは嬉しい」と、安堵の表情。長年、女子ミッド界で全国レベルの戦いをしてきた吉川選手だが、来年は50歳を迎え、いよいよシニア入り。ここ数年、「早くシニアで戦いたい」と切に待ち望んでいたわけで、来年からの吉川選手の新たなステージがとても楽しみである。
2位
松葉隆子選手(松阪) 84=44、40

2位に決まったのを知って、「やった〜〜、嬉しい〜〜」と素直に喜んだ松葉選手。「前半は1バーディ、5ボギーでしたが、後半スタートのでボギー、ダボ、ボギーのスタートになっちゃって、バーディはなし。ここは仕事(フリーのキャディー)で見ていて、コースを知っているので、ちょっと有利だったかもしれない。でもね、5番のショートはセンター狙いなのを知っていたのに、手前に乗せてしまい、ダブルボギーにしてしまったのはダメでしたね」。
3位
栗原悦子選手(伊勢大鷲) 86=44、42

「OBが2回もあった。ショット悪い、アプローチ寄らない、パット悪い、と全部ダメでした。先週の東広野でも打ちのめされましたから」と、吉川選手同様に、日本女子ミッドで苦戦したことも振り返った。「今日はコースをよく知らないこともあったけど、私はどちらかというと、毎年9月がピークなんで、こんなものかなあ」。(写真右が栗原選手)
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