伊藤正己プロ(明智)がプレーオフを制し、嬉しい総合優勝
シニアの部は斎藤元一選手(伊勢)が75で
ミッドシニアの部は中村信之選手(島ヶ原)が75で優勝
第16回三重県シニアオープンゴルフ選手権競技(本戦)
2021年11月5日(金)
会場/メナードカントリークラブ青山コース
参加者/117名(うち欠場9名)
・シニアの部 36名(うち欠場4名)
・ミッドシニアの部 38名(うち欠場3名)
・プロ 43名(うち欠場2名)
天候/晴れ
今年度の三重県シニアオープンは、8月20日に予定されていた大会が濃霧のために中断ののち中止となったため、11月5日に日程を変更して行われた。
会場は避暑地で知られる青山リゾートの中に広がるメナードCC青山コース。当日は、朝から青空が広がる好天となったが、スタート時の気温は8度ほど、徐々に気温は上昇したものの、途中、時折雲が広がり、一時は小雨もぱらついた。
競技は、2アンダー70で並んだ伊藤正己と杉山直也のプレーオフ決着となった。
プレーオフの1ホール目。1番(375yd、パー4)。
第1打は2人ともフェアウェイへ。伊藤はピン奥7メートルにオン、杉山プロはピン左1.5メートルにオン。先にパッティングした伊藤の球はまっすぐにカップに向かいコロンと入るバーディ。ナイス!とパッティングを称えた杉山もしっかりとバーディを決めドローとする。
2ホール目、2番(398yd、パー4)。
杉山は、左ラフからの第2打をグリーン右端へ。一方の伊藤は、右ファーストカットから第2打をグリーン左端へ。最初にパッティングした杉山の球はいい転がりだったがカップを惜しくもかすめ1.5メートル近くオーバーした。「入るかと思った」と呟いた伊藤は、慎重にパッティングしたが1メートル強ショートする。杉山のパーパットは、またもカップを通り過ぎてしまいボギーフィニッシュ。伊藤が丁寧にパーパットを沈め、悲願の初優勝を決めた。
また、50歳代のシニアの部は斎藤元一選手が75ストロークで優勝。60歳以上のミッドシニアの部は中村信之選手(島ヶ原)が75ストロークで優勝。斎藤選手、中村選手ともに総合で8位タイに入った。
 
◆表彰式◆
 
表彰式では内田競技委員長から成績発表がなされたあと、諏訪MGA専務理事より連盟を代表して挨拶がされ、入賞者へのトロフィー等の授与がなされた。
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<インタビュー>
<総合の部>
優勝
「めちゃくちゃ嬉しい!!」
伊藤正己プロ(明智) 70=36、34
2ホール目で優勝を決めた伊藤は本当に嬉しそうだった。「この試合は今まで2位が多くて、優勝できてなかった。ようやく勝てた。めっちゃくちゃ嬉しいよ!!」グリーンサイドで両手を大きく掲げてそう喜んだ。
65歳の伊藤は、中部のシニアプロでは第一人者と言っても良い選手。三重県シニアオープンには三重県以外の所属の場合、中部プロゴルフ協会月例会の上位成績者しか出られないが、伊藤は毎年出場していた。しかし、中部で第一人者だった伊藤もこれまでは2位止まりで優勝がなかっただけに優勝は悲願だった。賞金50万円もさることながら、タイトル獲得が何よりの喜びだった。
さらに、伊藤はこの翌週(11月9.10日)に開催されたISPS HANDA・60歳を超えても、じいさんではないのだ!!トーナメントのグランドシニアの部に出場。堂々2位に入賞して、賞金130万円を獲得した。
<シニアの部>
左から、3位/的場信一選手(名四)、優勝/斎藤元一選手(伊勢)、2位/清本宗浩選手(松阪)
優勝
斎藤元一選手(伊勢) 75=38、37
「2バーディ取れたのに、もったいないボギーが多かった」とラウンドを惜しんだ斎藤選手。アウトからスタートし、2バーディ、5ボギーだった。「今日はティーショットが良かったけど、セカンドはよくなかった、アプローチとパットで凌いだかな。17番は池の近くに行ってしまったんですが、球が見つかってセーフ、そこからグリーンオーバーしたもののパーが取れた。あのホールが決め手になったと思います」と斎藤選手が話すと、隣から、同組で回った清本宗浩選手(松阪)が「そうそう、あのホールで球を僕が見つけたんですよ。ナイスパーだった!!」と状況を説明してくれた。そんな清本選手は2打差の77で2位だった。
斎藤選手は52歳。三重県はじめ中部の試合でもお馴染みの選手だが、この大会には初出場だった。
写真右が斎藤選手、左が清本選手
<ミッドシニアの部>
優勝
中村信之選手(島ヶ原) 75=35、40
「前半はバーディパットを3つも外してちょっとイライラしていましたけど、後半は6番と8番で1メートルくらいが入ってバーディ取れました。全体には、パットがよく入ったことがよあったこと」と初優勝を喜んだ中村選手は、さらに「キャディーさんがよく助けてくれましたよ」と付け加えた。大阪在住の64歳。ゴルフ歴は35年ほどになるというが、競技は50歳を過ぎてからとか。
<競技フォトギャラリー>