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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技インタビュー/県OP<西日本セブンスリーGC>

2023/06/04(Sun) 11:51:31
第44回三重県オープンゴルフ選手権競技
2023年5月31日(水)〜6月1日(木)
会場/西日本セブンスリーゴルフクラブ 7077yd、Par72
参加人数/159名
:プロ59名(うち欠場2名)、アマチュアの部96名(うち欠場3名)
天候/1R 曇り一時雨のち晴れ、2R 曇り
★賞金総額 800万円  優勝賞金 200万円
★テレビ放映 6月26日(月) 三重ライブ

高校時代に縁ある西日本セブンスリーで、

39歳、原田大介プロ(スタートアップスポーツ協会)が逆転V。

2015年以来、2度目の優勝。


ローアマチュアは、岡田健太郎選手(MGRA推薦)が獲得。


第44回三重県オープンゴルフ選手権競技は、2日間ともに時折雨がぱらつく曇り空だった。
初日に首位に立ったのは、近藤龍一選手(鳴海)で7アンダー、1ボギーの6アンダーだった。「所属の鳴海も高麗グリーンなので、慣れているのも良かった」と好スコアを分析した。2打差の2位タイに原田大介選手(スタートアップスポーツ協会)と福岡大河選手(白山ヴィレッジ)の2人が続いた。近藤選手は2019年(近鉄賢島CCで開催)の、原田選手は2015年(名四CCで開催)のチャンピオン。他にも、歴代優勝者の谷岡達弥選手(白山ヴィレッジ)が3アンダーで4位タイとした。
アマチュアでは、中学2年生の岡田健太郎選手(MGRA推薦)が2アンダーをマークして総合8位タイにつけた。
また、12番(174ヤード、パー3)で石垣敢大選手(白山ヴィレッジ)がホールインワンを達成した。
84ストロークまでの120人が決勝ラウンドに進んだ。
2日目の決勝ラウンドは、雨予報を考慮し、スタートを7時14分に、4番と12番の一部でカート乗車を可能とした。
競技は、前半を終えた時点で、首位はアウトをイーブンとした通算6アンダーで近藤選手、1打伸ばした原田選手と福岡選手が通算5アンダー、通算3アンダーに中山絹也選手(宮下製作所)と今野大喜選手(フロンティアの介護)が続いた。
アマチュアは2打伸ばした石垣珠侑選手(東北福祉大)が通算2アンダーでトップになり、岡田選手は1打落として1アンダーで折り返した。
後半に入ると、原田選手が3連続バーディで近藤選手を逆転。そのまま首位をキープして逃げ切った。2位にはこの日のベストスコア67をマークした今野選手が入った。
アマチュアは、岡田選手が後半にバーディを重ね、通算4アンダーまで伸ばして再逆転し、ローアマに輝いた。
★リーダーズボードで速報を表示

ハウス前に置かれたリーダーズボードは手動による速報が表示された。最終組から9組前までにスコアラーがつき、逐次スコアを報告することで、タイムリーな速報を可能にしていた。
★今大会では帯同キャディーも可能になり、18選手が帯同した。

★観戦無料で、ギャラリーはコース内で応援。

2日間ともに多くのギャラリーが来場した。家族や友人などが選手について歩き、応援している姿に、コロナ禍以前の賑わいが戻ってきたことを感じた。
<インタビュー>
「縁あるコースでの優勝、感慨深いです」
総合の部 優勝
原田大介選手(スタートアップスポーツ協会) 136=68、68


首位と2打差でスタートし、見事に逆転優勝を決めた。「出だしで3打目をオーバーしてボギー、同組の2人はバーディ発進で、差がついて少し焦ったけど、次のホールで僕だけバーディが取れて元に戻り、頑張ろうと切り替えました。バーディを重ねていければ、もし負けてもしかたないと思ってプレーしてました」。そう振り返った原田選手は、後半の10番から3連続のバーディ奪取でついに逆転。1打差で迎えた18番は、ピン奥4メートルにつけた。「バーディでかっこよく終わりたかったけど、下りのフックラインで難しかったので3パットしないことだけ考えて打ちました」。これで、2015年以来の2度目の三重県オープン優勝となった。「嬉しいですね。名四の時はプレーオフでした。今回は逆転だけど、心残りなのは、ベストスコアが取れていないことです。やっぱり、1日のトップで上がることができるようにしたい」と今後の課題を口にした。
原田選手にとって、西日本セブンスリーゴルフクラブはとても懐かしい場所。大阪桐蔭高校ゴルフ部の夏と冬の合宿で3年間お世話になったコースなのだ。「当時は、担いで、目土袋を持って、打っては走り、を繰り返す合宿。アップダウンのあるコースをひたすら走って、目土して、の思い出ばかりですが、鍛えられたし、本当にクラブにはお世話になりました。縁あるところで勝てたのは何より嬉しいです」。童顔だからか若く見えるが、もう39歳だとか。奥様と4歳の娘さんに早く報告したい、と可愛く笑った。

原田選手は優勝賞金200万円のほか、副賞として、シャープ60V型4K対応液晶テレビ(三重県ゴルフ連盟)、松阪肉10kg(JA三重信連)、中日新聞社賞・トロフィー(中日新聞社)、宿泊券(清少納言)、三重さくらポーク10kg(三重畜産(有))、ボストンバッグ(キャスコ)を贈られた。
★アマチュアの部

「まさか勝てるとは! 嬉しいです」
優勝
岡田健太郎選手(MGRA推薦) 140=70、70


小学6年から3年連続で予選を通過して本戦に出場している岡田選手が、ついに中学2年生でローアマに輝いた。アマ首位で迎えた決勝日、前半を1バーディ、2ボギーの37とし、石垣選手に抜かれ、2打差となったことをリーダーズボードで確認して、後半に向かった岡田選手は、10番、11番を連続バーディとする。「珠侑くんと並んだかな」と思ったが、14番でボギーを叩いてしまい、「また追いつかれたかなあ」と見えない敵を想像していたという。そして、15番のショートであわやホールインワンというピン右50センチにピタリとつけ、バーディ奪取。17番に設置された速報ボードで自分がアマトップにいることを知った。「まさか勝てるとは思っていませんでした。16番でベタピンのバーディが取れた時、もしかしたら勝てるかなとあと2ホール頑張れました。嬉しいです!!」。今年は5月に開催された三重県ジュニアで総合優勝の大きな盾を持つことができた。総合5位タイ。
2位
石垣珠侑選手(東北福祉大) 142=72、70


アマ2位でスタート。前半を34で回り、通算2アンダーでアマトップになって折り返した。「途中で4アンダーまでいったんですが、ボギーを2つ打って落としてしまった。今日はアイアンが良かったです」。三重県のメリノール学院高を卒業、春から東北福祉大1年生になった。
3位
髙橋太陽選手(白山ヴィレッジ) 145=74、71


アマチュア4位タイでスタートし、2日目を4バーディ、3ボギーの71でホールアウト。アマの部3位、総合で18位タイに入った。「今日はショットが良かったです。ただ、パッティングはカップに蹴られたり打ちきれなかったり。アプローチも寄せきれなくて、高麗の難しさに苦戦しました。学生最後の年だし、ローアマを取りたかったですね」。髙橋選手は、三重県の津田学園高から専修大に進学、今春から4年生。今年はプロテストを受ける。
★ベストスコア賞(各日10万円)


1R 66 近藤龍一選手(鳴海)
初日にベストスコアの66で首位に立ったが、2日目に逆転を許した近藤選手。「今日は前半の7番でOBを打って、そこからリズムがおかしくなったのか、バーディがこなくなってしまった。一日、耐えた感じです」。
2R 67 今野大喜選手(フロンティアの介護)

首位と4打差の8位タイでスタートした今野選手は、2日目の前半で通算3アンダーに伸ばし、3位タイに浮上、さらに後半に11番から4連続バーディで一気に首位と1打差に迫ったが、あと少し及ばず2位フィニッシュした。「あと1打でした。残念でした。この大会は初めて出ましたが、賞品も多くてすごい。テレビ欲しかったなあ(笑)」