MGA 三重県シニアオープンゴルフ選手権競技本戦
2023年9月4日(月)
会場/伊勢カントリークラブ
井上誠一氏の傑作に、どう立ち向かうか。
砲台グリーンをいかに攻略するかがポイント。
伊勢カントリークラブ
支配人 中村譲さんにお聞きしました。
⚫︎コース管理を徹底して、皆様をお迎えします。
1965年(昭和40年)に名匠で知られる井上誠一氏によって誕生しました当クラブは、来年10月に開場60周年を迎えます。
これまでに当クラブでは日本アマをはじめ日本や中部、三重県、各種団体などさまざまな公式競技を開催してきました。今年はすでに5月に中部アマチュア、6月に日本女子オープン予選会、7月にJLPGAのプロテスト第1次を開催しました。猛暑がつづく今夏ですが、9月の三重県シニアオープンに向けて、コース整備を万全に仕上げていく予定です。選手の皆様には、特徴ある各ホールをぜひ練習ラウンドで体感して、攻略法を練っていただきたいと思います。
<コース紹介>
昨年の三重県シニアオープン予選に続いて、今年は本戦の会場となる。コースはホールごとに顔が違う。総距離は決して長くないが、ほとんどのホールが砲台グリーンのため、正確な距離感が必要となる。鉄則は手前からの攻めで、奥にこぼしてしまうとリカバリーが難しくなる。スコアメイクのコツは、ロングホールで落とさないことが肝心。10番のミドル、17番のショートなどもパーセーブはしっかりとしておきたいところ。どのホールも特徴がある中で、難度の高いホールを中心にご紹介する。
18H Par72 6802yd
◆アウトコース◆
★1番H(Par4/393yd)
正面にグリーンが見えるストレートなミドルホール。第2打からは打ち上げになっていて、距離を感じる。安全策は花道からの攻め。縁起の良い擬宝珠(ぎぼし)のティーマークが設置されている。スタートで緊張感もあると思うが、しっかりパーセーブしておきたいホールだ。
★2番H(Par4/406yd)
右にドッグレッグしたミドルホール。ショートカットには250ヤードのキャリーが欲しい。飛距離自慢は鉄塔を狙って、思い切ってチャレンジを!!第2打地点からは急な打ち上げとなっている上、グリーンは上から速い。パーであればラッキーと思っていいホール。
★6番ホールの茶店は、入り口に花をあしらってゴルファーをお迎えしている
6番H
★7番H(Par4/393yd)
井上誠一氏らしいホール。距離以上に難しさを感じるミドルだ。2打目からは打ち下ろしになるが、グリーンは砲台。台形状になっていて、右や奥に落とすと、ピンに寄せるのが一気に難しくなる。手前の花道から攻めていこう。
★9番H (Par3/194yd)
伊勢CCのシグニチューホールと言える名物ホール。池越えのショートで、ティーショットを打った後は赤い橋を渡っていく。景観が美しい。グリーンは縦に細長い形状で、バンカーに囲まれている。風の影響を受けやすいので、番手選び、方向などに注意が必要。ちなみに、5月に行われた中部アマではアゲンストの風が強く、ドライバーを持った選手もいたほどだ。
◆インコース◆
★12番H(Par4/389yd)
左ドッグレッグのミドルホール。井上誠一氏らしい柔らかな曲線のレイアウトが特徴である。ショートカットは雑木林越えとなるため、ロングヒッターでない場合はお勧めしない。第2打は打ち上げがきついので番手を一つ上げるなどの攻略が有効となる。奥からは難しいので手前からを鉄則に。
伊勢CCには農園がある。
ここで栽培された野菜は、ゴルファーに振る舞われたりする。
初夏に満開になるツツジの丘
★16番H(Par4/419yd)
左ドッグレッグで距離のあるミドルホール。第1打は打ち下ろし、左の山裾が狙い目。第2打はグリーン砲台で打ち上げのため、数字以上に距離を感じる。
★17番H(Par3/179yd)
池越えのソートホール。グリーンの右側に落とさないようにショットの精度を正確に。伊勢CCの名物ホール。1965年の開場記念コンペで設計者の井上誠一氏が第1号のホールインワンを達成し、記念樹のクロガネモチがティーイングエリア横に大きく育っている。
★18番H(Par5/552yd)
池を左に見ながら進む最終ホール。真っ直ぐなパー5。第1打は右の松林に気をつけながら、正面より左が狙い目。緩やかな打ち上げが続くがストレスを感じにくいホールなので、思い切って打っていこう。バーディが取りやすいホールでもある。