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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技会場紹介/伊勢CC<三重県オープン>

2024/05/03(Fri) 00:15:46

個性あるホールが続く井上誠一の傑作コース。

砲台グリーンをどう攻めるか、選手の心技体が試される。

伊勢カントリークラブ 

中村譲支配人にお聞きしました。

⚫︎コースコンディションを整えて、オープンを盛り上げたい。
一昨年の三重県シニアオープン予選、昨年の三重県シニアオープン本戦に続き、3年連蔵で三重県ゴルフ連盟3大オープンを開催することになりました。伊勢カントリークラブにとっては2025年が開場60周年にあたります。2019年に日本アマチュアを開催した際に少しコース改造をしたのですが、あれから5年経ち、コースにも落ち着きが出てきました。昨年は中部アマチュアやJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のプロテスト予選などの公式競技も開催してきた経験を活かし、コース管理一同も万全のメンテナンスを目指しています。ホール毎に特色があり、砲台グリーンが多いので、落とし所や番手の選択などマネジメントが大切かと思います。選手の皆さんには、ぜひ練習ラウンドで再確認いただき、ベストなパフォーマンスを発揮して欲しい。天候にも恵まれることを祈りつつ、大会当日を楽しみにしています。

<コース紹介>

名匠・井上誠一氏による伊勢CCは距離は決して長くないが、ほとんどのホールが砲台グリーンのため、正確な距離感が必要となる。鉄則は手前からの攻めで、奥にこぼしてしまうとリカバリーが難しくなる。スコアメイクのコツは、ロングホールで落とさないことが肝心。10番のミドル、17番のショートなどもパーセーブはしっかりとしておきたいところ。どのホールも特徴がある中で、ここでは難度や景観など特徴的なホールを中心にご紹介する。
今大会では、9番ホール、13番ホール、14番ホールで初日と決勝日でティーマークを変更する予定だ。
◆アウトコース◆
★2番H(Par4/406yd)
右にドッグレッグしたミドルホール。ショートカットには250ヤードのキャリーが欲しい。飛距離自慢は鉄塔が狙い目だが、左は6番の池、右は17番Hのティーの方に飛んだりすることもあり狙い目は狭いとも言える。第2打地点からは急な打ち上げとなっている上、グリーンは上から速い。パーで切り抜けたいホール。


★6番H(Par5/510yd)
2オンが狙えるロングホール。第1打の狙い目は正面の小さい木の方向だが、300ヤード近い飛距離自慢は背の高い木の方向が狙える。砲台グリーンの周りにはバンカーが多い。しっかりとマネジメントをしてバーディをとっていきたいホールだ。



★7番H(Par4/393yd)
井上誠一氏らしいホール。距離以上に難しさを感じるミドルだ。第1打は右サイド狙い。2打目からは打ち下ろしになるが、グリーンは砲台。台形状になっていて、右や奥に落とすと、ピンに寄せるのが一気に難しくなる。手前の花道からの攻めが鉄則。


★9番H(Par3/194ydまたは212yd)
伊勢CCのシグニチューホールと言える名物ホール。池越えのショートで、ティーショットを打った後は赤い橋を渡っていく。景観が美しい。グリーンは縦に細長い形状で、バンカーに囲まれている。風の影響を受けやすいので、番手選び、方向などに注意が必要。アゲンストの風が強い時はドライバーを持つ選択も。


◆インコース◆
★12番H(Par4/448yd)
左ドッグレッグのミドルホール。井上誠一氏らしい柔らかな曲線のレイアウトが特徴である。ショートカットは雑木林越えとなるため、ロングヒッターでない場合はお勧めしない。第2打は打ち上げがきついので番手を一つ上げるなどの攻略が有効となる。奥からは難しいので手前からを鉄則に。


★13番H(Par4/377ydまたは345yd)
右ドッグレッグのミドルホール。右サイドは谷、セーフだが避けたいところ。第1打は左の山裾方向で安全策を取るか、右の木の上を豪快に越えてショートカットを狙うか。決勝日に345ヤードの設定になった場合は、ショートカットでワンオンを狙うことも可能だ。



★16番H(Par4/457yd)
左ドッグレッグで距離のあるミドルホール。第1打は打ち下ろし、左の山裾、鉄塔が狙い目。第2打はグリーン砲台で打ち上げのため、数字以上に距離を感じる。


◎ティーイングエリア左にツツジの丘が広がっている。満開の美しい花が選手たちを迎えてくれる

★17番H(Par3/179yd)
ホールインワン賞がかかる、池越えのショートホール。グリーンの右側に落とさないようにショットの精度を正確に。伊勢CCの名物ホール。1965年の開場記念コンペで設計者の井上誠一氏が第1号のホールインワンを達成し、記念樹のクロガネモチがティーイングエリア横に大きく育っている。


★18番H(Par5/552yd)
池を左に見ながら進む最終ホール。真っ直ぐなパー5。第1打は右の松林に気をつけながら、正面より左が狙い目。緩やかな打ち上げが続くがストレスを感じにくいホールなので、思い切って打っていこう。2オンも可能、イーグル、バーディでスコアメイクを!!