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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技選手インタビュー/県シニアOP<メナードCC青山>

2024/12/03(Tue) 14:52:29
第19回三重県シニアオープンゴルフ選手権競技・本戦
2024年11月5日(火)
会場/メナードカントリークラブ青山コース 6496yd、Par72
参加人数/156名(うち欠場21名)
プロ48名(うち欠場3名)
ミッドシニアの部57名(うち欠場11名)
シニアの部51名(うち欠場7名)
天候/曇り時々晴れ

沢田尚プロ(マーシフルハート)が2年ぶり2度目の優勝。

ミッドシニアの部は辻一也選手(藤原)

シニアの部は岩崎広範選手(グレイスヒルズ)


霧による悪天候のため、今年の三重県シニアオープンは8月28日から11月5日に延期された。
例年に比べ、気温が高い日が続いていたが、この日のメナードカントリークラブ青山コースは、朝から気温が低く、13度ほど。時折薄日がさして、ホッとする時間帯もあったが、日中もさほど上がることはなく、肌寒い1日となった。
アマチュアの部は、60歳以上のミッドシニアの部と50歳以上のシニアの部、いずれも出場選手は厳しい予選を通過してきた。そんな精鋭たちにとっても、プロと同組でプレーするシニアオープンは楽しみであり、貴重な学びの場でもあった。

◆総合の部◆

5アンダー、沢田尚(マーシフルハート)が2年ぶり、2度目V。


1アンダー、71で杉山直也選手(メナード)と河合貢プロ(白山ヴィレッジ)が長らく首位に立っていたが、山本利技プロ(ジャパンクラシック)が3アンダー、69をマークして上回った。その後、インスタートの沢田尚プロ(マーシフルハート・56歳)が5アンダーでホールアウトして首位に立ち、そのまま優勝。2022年の涼仙大会以来2年ぶり、2度目の栄冠に輝き、賞金50万円を獲得した。ディフェンディングチャンピオンの井上優選手(SATO PIG FARM)は2オーバー、74と振るわず、13位タイで大会を終えた。また、総合の部のアンダーパーは6選手、上位16位までをプロが占める結果となった。
優勝
沢田尚選手(マーシフルハート)  67=32、35

インからスタートして前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返した沢田選手は、後半に爆発。1番で2.5メートル、3番で1メートル、5番で7メートル、6番で50センチと4バーディを奪取した。合わせて6バーディ、1ボギーの5アンダーは山本選手を2打上回り、見事に2年ぶり、2度目の栄冠となった。
「5番は7メートルの下りでしたが、イメージが出ました、良かった。今日はドライバーはそんなに曲がらず、アイアンもそこそこ、3パットもなく、大きなミスがなかった。安全な方にマネジメントしたのが良かったんでしょうね」と、危なげないプレー展開ができたことが勝因だったようだ。
56歳の沢田選手は、今年のシニアツアー出場はQTの結果による日本プロシニアのみ。予選会から出場した日本シニアオープンで10位タイに入り、来年のシードを獲得している。フル参戦のためには来年3月の最終予選で上位が必須となる。
2位
山本利技選手(ジャパンクラシック) 69=35、34

アウトスタートで前半2番、4番、6番、後半の11番、12番、15番と奪取した6バーディはどれも1〜2メートルの近い距離。「今日はドライバーが悪くて、なんとかフェアウェイ。アイアンはところどころ良かったという感じでした。良かったのはパッティングで、ラインが読めて思い通りでした」と振り返った。「68はいると思うよ。ちょっと足りないかなあ」と語っていた山本選手は51歳、この三重県シニアOPは初出場だったが、惜しくも優勝を逃した。

◆ミッドシニアの部◆

辻一也選手(藤原)が5オーバーで初優勝


藤井広文選手(桑名)と冨田耕一選手(タートルエース)と石原伸行選手(鈴鹿)の3人が79ストロークで並んでいたところに、最後に飛び込んできたのが、62歳の辻一也選手(藤原)で2打上回る77ストロークでのホールアウトだった。
マッチングスコアカードにより、2位が冨田選手、3位が藤井選手となり表彰された。
優勝
辻一也選手(藤原)   77=38、39

インの最終1組前からスタートした辻選手は、10番、11番と連続ボギーで苦しい展開になったが15番Hで1.5メートルにつけて初バーディを取る。が、17番、18番をまたも連続ボギーにしてしまった。後半に入り、堪えていたが、5番で左の木に当たった球がさらに左に飛んでOBとなりダブルボギー。5オーバーで戻り、「無理かなあと思ってたんだけど、トップと聞いてびっくりした」と辻選手。「ショットもパットもまあまあ。良くもないけど悪くもなかった。ラッキーでしたね」と笑顔になった。62歳、シニアオープンは初出場。
2位
冨田耕一選手(タートルエース) 79=39、40

「今日は5、6メートルとかバーディチャンスもあったのに、パットが入らなかった」と嘆いた冨田選手、バーディはゼロだった。「距離は短いのに難しかったなあ。グリーンを外すとアプローチがうまくいかないんだよね」。64歳の冨田選手は今年の三重県ミッドシニア(グレイスヒルズCCで開催)で優勝している。
3位
藤井広文選手(桑名)  79=38、41

インからのスタートで、10番Hでいきなり右にOBを打ち、セカンドもうまくいかずの8打を叩くと、次の11番Hもパットが入らずボギーになった。「あ〜あって思ったんだけど、9番Hでバーディが来て少しホッとした」と藤井選手。後半は3ボギーだった。「今日は下手なアイアンが良かったんだよ。ワンピンくらいに結構ついたのに入らなかったなあ」。前週には中部インタークラブ本戦でチーム優勝の後、門司GCで開催の日本ミッドシニアに出場するなど多忙を極める藤井選手だけに、今回もほぼぶっつけ状態だったが、しっかりと3位入賞を果たした。
4位
石原伸行選手(鈴鹿) 79=38、41

インからのスタートだった。「前半は悪くなかったんだけどね。17番Hで池に入れてダブルボギーして、次の18番も右の奥に行ってボギーにしてしまった。全体としてはまあまあの調子で回れましたよ。特に4U、5Uが良くて、7番の長いショートで、ピンの右5メートルくらいについた。バーディが取れなかったのは残念」。石原選手はマッチングスコアカードにより4位、入賞を逃した。

◆シニアの部◆

岩崎広範選手(グレイスヒルズ)が3オーバー、初優勝を飾る


イン第2組の近藤清貴選手(一志)が78ストロークが終盤までリーダーボードの一番上にいたが、50歳のシニアルーキー、岩崎広範選手(グレイスヒルズ)が75ストロークで上がり、首位に立ち、そのまま優勝となった。2位は田島浩史選手(MGRA山之一色)で77ストロークだった。
優勝
岩崎広範選手(グレイスヒルズ) 75=37、38

アウトからスタートした岩崎選手は、8番Hでベタピンのバーディ、さらに最終18番では上から8メートルのロングパットが「下りで最後にゴロンと入り」2つ目のバーディを奪った。「今日は2メートルくらいのパッティングは外してません。パットが良かった」と喜んだ。シニアデビューの50歳。ゴルフ歴は28年ほど、これまでにグレイスヒルズCCや芸濃GCなどでクラブチャンピオン、7年ほど前には愛知アマ優勝もある。現在はホームのグレイスヒルズCCインタークラブの選手でもある。岩崎選手が立ち上げたブランド「sparkler」は今年のインターのユニフォームにもなったとか。
2位
田島浩史選手(MGRA山之一色) 77=35、42

「インスタートでしたが、前半の6番くらいまで体が動かなかった。寒かったし、練習不足ですよね。後半は少しよくなってきました」と言う田島選手の後半は、2番、3番を連続ボギーの後、4番、6番、8番でバーディを奪い、見事に2位入賞となった。
3位
近藤清貴選手(一志)      78=37、41

インスタート2組目でスタートした近藤選手は、前半を5オーバーと苦しんだが、後半を1オーバーにまとめた。早いホールアウトで3位入賞だったが、残念ながら表彰式には出席できなかった。
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