第16回三重県民ゴルフ振興基金県大会
2024年11月16日(火)
会場/島ヶ原カントリークラブクラブ(西・東コース)
距離/男子60歳未満の部 西コース 6382yd、Par72
男子60歳代の部 東コース 6215yd、Par72
男子70歳以上の部 西コース 6010yd、Par72
女子60歳未満の部 東コース 5571yd、Par72
女子60歳以上の部 東コース 5304yd、Par72
参加人数/
男子60歳未満の部 54名(うち欠場4名)
男子60歳代の部 69名(うち欠場7名)
男子70歳以上の部 79名(うち欠場6名)
女子60歳未満の部 28名(うち欠場1名)
女子60歳以上の部 31名(うち欠場2名)
天候/霧のち晴れ
今年度最終競技は、
濃霧のため、連盟競技初のハーフ競技。
霧で見えなかったフェアウェイも青空の好天気になった。
三重県ゴルフ連盟主催の年間最後の競技、県民ゴルフ振興基金県大会は、この一年の県民ゴルフ大会の集大成的存在。各地区で開催された県民ゴルフの上位者たちによる地区予選を通過した選手が参加。優勝はじめ飛び賞も用意されていて、大人気の競技だ。今年は36ホールを有する島ヶ原カントリークラブで全部門の選手たちが集合し、1日競技で開催された。
しかし当日、競技は残念ながらハーフ集計となった。というのも、会場は朝から濃い霧に包まれたためで、7時30分のティーオフは実に2時間15分遅れの午前9時45分になった。最終組のスタート予定が12時過ぎとなり、日没を考慮してハーフ競技に決定されたのだった。
朝は10度を下回るほどの寒さに震えていた選手たちだったが、霧が晴れるとともに気温も上昇、25度近くまで上がる夏日に変化して、快適なプレーを楽しんだ。
異例のハーフ集計だったが、どの組も和気あいあいのいつもながらのプレーを楽しんだ。そして、振興基金県大会の最大のお楽しみでもある賞品は、各部門の1位から3位、飛び賞などが後日、該当選手宛に発送された。
<インタビュー>
◆男子70歳以上の部 OUTスタートの部◆
成績
1位 荒木正宏(桑員) 36
2位 辻幸博(伊勢志摩) 37
3位 曽山和博(津) 39
1位
荒木正宏選手(桑員) 362バーディの一つ目は出だしの1番Hで50センチにつけた。そして2つ目は最終の9番Hで残り155ヤードをU5でピンの4ヤード奥につけ、フックラインを決めた。荒木選手はゴルフ歴40年の70歳、この部のルーキー出場だ。この大会には「時々出ている」とのこと。ホームの名四CCでは今年のグランドシニアで2位だった。
2位
辻幸博選手(伊勢志摩) 372番Hと4番Hで2ボギーの後、5番Hの第3打、残り110ヤードをOKにピッタリつけバーディを奪った。「今日はドライバーは真ん中に行ってたよ。ボギー以外はパーオンできた。4メートルくらいのバーディパットを2つ外してしまった」と辻選手。今年も多くの競技に参加してきた辻選手だが、5月に栃木県で開催された全日本グランドシニアアマチュアゴルファー図選手権で、プレーオフ4ホールを戦い優勝している。そしてこの権利で、日本グランドシニアも出場した。
◆男子70歳以上の部 INスタートの部◆
成績
1位 安達久夫(津) 36
2位 西口則雄(松坂) 38
3位 松井明(三泗) 39
1位
安達久夫選手(津) 36「バンカーに2回入れたけど、パーセーブができたし、ラッキーでした」とニコニコ話してくれた安達選手。バーディは12番Hショートで1.5メートルにつけて奪った。(写真右が安達選手)
◆男子60歳代の部 OUTスタートの部◆
成績
1位 前田正昭(中勢) 37
2位 石原伸行(中勢) 38
3位 石本康成(三泗) 39
1位
前田正昭選手(中勢) 37「8番までパープレーで来ていて、パープレーで上がらないとダメだなと思ったんですけどね。最後の9番で3打目がピンから17ヤード手前でボギーにしてしまった」と前田選手。5、6メートルのパッティングが入らない日だった。ホームの鈴鹿CCインタークラブメンバーの66歳。競技アスリートだが、この大会は初出場だった。
◆男子60歳代の部 INスタートの部◆
成績
1位 今西弘幸(津) 36
2位 近藤徳久(中勢) 37
3位 日根野英則(中勢) 37
1位
今西弘幸選手(津) 3612番Hショートに40センチにつけバーディを奪った。「出だしの10番も18番も2メートルにつけたのにパッティングが打てなかった、外してしまった」とホールアウト後は外したパットが悔しそうだった。実は、CoCo壱番フランチャイズ店のオーナーでもある今西選手は公認のマスクマンとしても知られており、お店の接客もマスクをかぶっているとか。6種類もあるマスクを場面に合わせて使って楽しんでいる。
3位
日根野英則選手(中勢) 371バーディ、2ボギーだった。「手前。手前と意識して手堅くいって、そんな中でバーディが取れた。全体として危なげなくできたと思います」と日根野選手。4月で60歳のルーキー。島ヶ原CCは2年前に中部シニアの予選できたことがあったが、今回は練習ラウンドなし。「覚えていたので良かったです!」
◆男子60歳未満の部 OUTスタートの部◆
成績
1位 中川満寛(伊勢志摩) 37
2位 中井徳樹(伊賀名張) 37
3位 駒田友洋(津) 39
1位
中川満寛選手(伊勢志摩) 374番Hで1メートル弱のバーディを決めた。ボギーは2つだった。「今日は苦手なドライバーが良かったので、パーオン率が7、8割くらいありました。ワンピンくらいのバーディパットは結構外してしまった」と振り返った中川選手は34歳。これまでのハーフベストは36というから、スコア的には納得の様子だった。25歳からゴルフを始め、ホームの松阪CCは4年ほど前に入会した。「うちのホープですよ!!」と女子60歳未満で2位となった吉川選手もベタ褒めの選手だった。(写真右が中川選手、左は吉川選手、女子60歳未満の部で2位だった)
2位
中井徳樹選手(伊賀名張) 37出だしの1番Hで5メートルのバーディパットが入った。「最初にいい流れができたと思う。グリーンも綺麗で、安定したゴルフができました」と中井選手は嬉しそうだった。ホームのルート25GCでは今年度クラブチャンピオンに輝いている。
◆男子60歳未満の部 INスタートの部◆
成績
1位 森岡睦(中勢) 38
2位 太田茂輝(伊勢志摩) 39
3位 早川陽介(三泗) 39
1位
森岡睦選手(中勢) 381バーディ、3ボギーだった。「バーディは13番で3メートルが入りました。今日は11パット。セカンドが引っかかって乗せられなかったけど、我慢しました」。森岡選手は「もっといい人が来るよ」と謙遜していたが、最後まで上回るスコアは現れず、インの部優勝となった。
◆女子60歳以上 INスタートの部◆
成績
1位 有城美代(伊勢志摩) 39
2位 菊川由美子(三泗) 40
3位 西川篤子(伊勢志摩) 41
1位
有城美代選手(伊勢志摩) 39「今日はショットが当たっていなくて、アプローチで1パットのゴルフでした」とノーバーディ、3ボギーの内容を振り返った。この大会は以前から出場しているが、昨年は出ておらず、2年ぶりの出場だった。
2位
菊川由美子選手(三泗) 40
バーディは取れず、2ボギー、1ダブルボギーだった。「ここは初めてなんです。コースガイドも買いました。いいコースですねえ」とゴルフを楽しんだ様子だった。
◆女子60歳未満 OUTスタートの部◆
成績
1位 栗原悦子(三泗) 37
2位 吉川美香(三泗) 37
3位 山本亜由美(津) 39
1位
栗原悦子選手(三泗) 37
スタートの1番Hでアプローチがグリーン奥に行きボギースタートした栗原選手は続く2番Hで3メートルにつけバウンスバックした。その後、4番Hでボギー、8番Hでサブグリーンの横からチップインバーf絵ぃを奪う。が、最終9番Hで第2打をミスショット、アプローチはピンと同じ段に載せられずボギーフィニッシュとなった。「打ち上げや打ち下ろしの距離感が掴めずに終わってしまった」とちょっぴり残念そうだった。栗原選手は今年も忙しい競技生活、この試合の前は日本女子ミッドアマ出場で広島県に行っていた。今年は中部女子シニア(芦原GCで開催)で2年ぶり3度目の優勝に輝いたことを始め、中部のみならず日本での競技で上位成績を収めている。
2位
吉川美香選手(三泗) 37
8番Hでバンカーに入れ、1メートルに寄せたが入れることができずボギーとした。「今日はバーディチャンスがなくて、上手に拾えたかなって感じです。乗ってもピンから遠かったり、流れが悪かったから、上出来!!」と笑った吉川選手。ホームの松阪CCの中川選手が好スコアでホールアウトし、自分のことよりも喜んでいた。