第46回三重県オープンゴルフ選手権競技(予選)
2025年4月11日(金) ローモンドカントリー倶楽部
18人の女神が微笑む、
戦略性の高さと自然美。
ローモンドカントリー倶楽部
営業統括部長 倉田真孝さん所属プロ 野波弘一さんにお聞きしました。
⚫︎川田太三氏設計監修の18ホールは、スコットランドのローモンド湖をイメージ。
当倶楽部は1997年(平成9年)10月に開場。今年で28年目になります。スコットランドにあるローモンド湖の美しさと静寂さをイメージし、「戦略性と自然美」というテーマで仕上げたコース。設計監修はR&Aの委員も務める川田太三氏です。グリーンに向かって次第にタイトになっていくレイアウトは、面から点への正確なショットが求められます。
今大会の三重県オープン予選は、トップアマチュアの皆さんが参戦されることと思います。風が吹くと一気に難しくなるホールもありますので、練習ラウンドではぜひさまざまな想定をしながらマネジメントを練っていただければと思います。コース管理も当日に向けて最善を尽くして皆様をお迎えいたします。
<ホール紹介>
ローモンドCCを取材した日は長く居座った寒波の最中で、まだ雪が残っている状態だった。
今回の動画(You Tube)では、ローモンドCCでも特に難度の高いアウト7番Hとイン13番Hをマネジメントの観点から詳しく解説している。
BACK 7024yd Par72
★アウト7番H(Par4/B430yd)

ホールの真ん中に広い谷が待ち構えるパー4。第1打をどこに落とすかが大きなポイントになる。バックティーから左バンカー手前までが220ヤードほど。バンカーは避けたいうえ、さらに左はOBゾーンなので方向性をしっかりと飛ばしたい。谷の幅は約90ヤード、ここを越えて2オンを狙うために残り距離をどれだけ残すかがポイントになる。
6番Hグリーンから7番Hティーイングエリアの後ろ側の木をかなり伐採したため、風通しが良くなった。このため、第1打は風の影響をまともに受けることになる。番手選びを慎重にしたいところだ。

グリーンは左右の2段グリーンで右側が低い。ピンポジションにもよるが、右側に切ってある場合はセンター狙いで傾斜を利用したい。2オンできなくても手前からのアプローチで十分にパーセーブができる。ちなみに野波プロは3Wでバンカー近くまで飛ばし、もう一度3Wでグリーンを狙った。

また、この7番ホールは桜のホールとも呼んでいる。大会の4月11日は桜吹雪となっているのだろうか。
★イン13番H(Par5/B605yd)
左ドッグレッグ、しっかり距離のあるロングホール。正面左にバンカーが2つ並んでいるのが見える。その右側の広いところを狙うのが安全策だ。バンカーはアゴが高いので、入れると厄介。バンカーに届かない距離を打つことも大いなる作戦の一つと言える。

2打目地点からはグリーンが見える。鉄塔の右あたりが狙い目。左サイドのOBは絶対に避けてセンターが無難。残り100ヤード以内に運べば、3オンができるし、バーディも見えてくる。飛距離を生かしてバンカー越えを狙っても、2オンするにはまだ距離が残るので、初めから3オンを確実にマネジメントするのがスコアメイクの秘訣だ。

3打目に注意したいのはグリーン左サイド。グラスバンカー左が崖になっている。落としてしまうと戻すのも容易ではない。

グリーンは上からがとても速い。下から攻めるのが攻略の基本だ。
そのほかのホールもご紹介。
★9番H(Par4/B434yd)
正面に瀟洒なクラブハウスが見える景観美しいパー4。フェアウェイが広いので、ハウスに向かって思い切った第1打を打っていきたい。第2打からは打ち上げとなるので、クラブ選択は1クラブ大き目が良い。
インコースは、11番から14番がアーメンコーナーと言われる。
★12番H(Par4/B435yd)
打ち上げのミドルホール。第2打からが打ち上げを計算に入れたクラブ選択が必要となる。
★14番H(Par4/B420yd)
打ち下ろしのミドルホール。左が谷、右が池になっている。フェアウェイが大きく2段になっていて、どちらから攻めるかを考えてショットしたい。第2打からは打ち上げていくため、1クラブ大きい選択をしていこう。