第46回三重県オープンゴルフ選手権競技(本戦)
2025年5月29・30日(木・金)
会場/近鉄賢島カンツリークラブ
砲台グリーンへの距離感を正確に。
難しいインコースでどこまで伸ばせるか。
近鉄賢島カンツリークラブ
支配人 形部康さんにお聞きしました。

⚫︎三重県オープンは3度目の開催 当クラブは名匠・上田治氏が伊勢志摩国立公園の景勝の地に美しいリアス式海岸線を取り入れながら設計した18ホールです。これまで三重県オープン、三重県シニアオープン、三重県女子オープンとMGA主催の3大オープンを開催してきましたが、三重県オープンは2019年大会以来で、3度目の開催となります。今大会が天候に恵まれることを祈りつつ、当日に向けてコースメンテナンスを万全に整えるなどスタッフ一同で準備をしてまいります。選手の皆さんはぜひ練習ラウンドで、距離感や攻略ルートの確認をしていただけたらと思います。
<コース紹介>
自然の起伏を生かした雄大な18ホールは砲台グリーンが多く、グリーン面が見えないために距離感がつかみにくい。ピン位置を見ながら、正確なショットが打てるかどうかがスコアメイクを左右する。また随所に配置されたアリソンバンカーも要注意だ。全体としてはアウトコースの方がスコアが作りやすく、インコースは難しいホールが続く。 インコースは難しい上、上りの16番パー5、17番パー3、そして18番パー4がタフな3ホールとなっている。最後の優勝争いになった時、最後にバーディで追い上げていく作戦はなかなかに困難なので、15番までにいかにリードを伸ばしておくかが勝利を引き寄せるポイントになりそうだ。
18ホール Par72 B6959yd
◆インコース◆
★11番H/Par3(B177yd)
左に英虞湾、正面に志摩横山を望む絶景に、グリーンが佇む。近鉄賢島CCで唯一海が見えるパー3。 風は強い日が多く、フラッグを見て、狙い目を決めたい。グリーンは奥から手前に下っているので、手前からの攻略が良い。グリーンの奥は崖になっていてOBゾーン。
★14番H/Par4(B380yd)
正面にグリーンが見える、ストレートなパー4。一見、楽そうに見えるホールだが、終盤のスコアメイクの重要なポイントとなるホールである。右側の谷はペナルティーエリアとなったので要注意。ピンを狙うベストポジションは、3連クロスバンカーを越えたフェアウェイ右サイド。右からのセカンドは花道が使える。逆に、左サイドのバンカー越えは280ヤードは必要。左からのグリーン狙いは、手前に深く大きいアリソンバンカーが待ち構えていて難度が上がる。

アリソンバンカーは深く大きい。

★17番H/Par3(B220yd)
池とクリーク、ビーチバンカーが際立つ美しいショートホール。ショートホールの中で最も距離があ流。ホールインワン賞もかかっている。 池に続くバンカーはかつて、ミズノクラシック2006年大会で、宮里藍プロがウォーターショットにチャレンジしたことで知られている。
★18番H/Par4(B440yd)
正面にクラブハウスを望む距離のあるパー4。フェアウェイは広々としているので第1打は思い切って打っていきたい。ベストルートはクラブハウス狙い。右に行きすぎるとつま先上がりのライになる。
第2打はグリーンまで10ヤードの打ち上げとなり、距離感が難しい。正確なショットが打てるかどうかが勝負どころとなる。グリーン周りのガードバンカーも多いので気をつけたい。 グリーンは、奥から下っているため、手前からの攻めが王道と言える。
◆アウトコースの名物ホール◆
USLPGAミズノクラシック〜伊勢志摩〜が開催されていた2007年、最終日に上田桃子プロがアルバトロスを達成した7番ホールがある。
★7番H/Par5(B500yd)
右ドッグレッグのパー5。コースで唯一、ティーインググラウンドからグリーンが見えないホールでもある。ショートカットでフェアウェイを狙うには、右クロスバンカー、谷と林を越えるのにレギュラーティーからキャリーで260Yが必要。右手前のガードバンカーは深い。