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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆選手インタビュー/県アマ・シニア・ミッドシニア・グランドシニア<三甲GC榊原温泉>

2023/08/03(Thu) 00:14:04
2023三重県アマチュアゴルフ選手権競技
2023三重県ミッドシニアゴルフ選手権競技
2023年7月27日(木)
2023三重県シニアゴルフ選手権競技
2023三重県グランドシニアゴルフ選手権競技
2023年7月28日(金)
会場/三甲ゴルフ倶楽部榊原温泉コース
天候/27日 晴れ、28日 曇りのち晴れ

猛暑の2日間、今年度から新形式で開催。

全4競技に多くの参加者が集まった。

気温、湿度ともに危険レベルとも言われる今年の夏。ゴルフ競技も熱中症対策を万全にして、選手も関係者も準備を怠らないことが必須だが、今年の三重県ゴルフ連盟主催の4競技に際し、ハウスでは看護師が常駐、選手たちをフォローした。実際に、途中棄権をした選手に対して、血圧測定をしたり問診などで症状を見ており、症状の改善の手助けをしていた。初動の対応が大切な熱中症対策に、看護師の存在はとても大きいと感じた。

◆三重県アマチュア ◆

7月27日 ◉6898yd/Par72  参加人数64名(うち欠場3名)

宮崎冬詩選手(三重フェニックス)がただ1人のアンダーパーで初V。

年齢制限なしで参加できる三重県アマチュア。今大会では最年少14歳から58歳までの61人が出場した。アウト、インともにミッドシニアの部の後からティーオフした。

優勝
宮崎冬詩選手(三重フェニックス) 71=35、36


アウトからスタート。2バーディ、1ボギーと安定したゴルフを展開した。「バーディは2番で50センチについたのと、4番で8メートルが入ったのの2つ。ボギーは8番でカラーから1メートルをピン奥2メートルオーバーして、それが入らなかった。後半はオールパーでした。パーオン7回だったから残念」と宮崎選手は、60台が出せなかったことを残念がった。良かったのはドライバー、アイアンで、グリーン上で3パットは一度もなかった。「15番あたりからスコアにプレッシャーがかかってしまい、なんか痺れる感覚だった」と自分への期待が緊張につながったと振り返った。48歳の宮崎選手がゴルフを始めたのは中学1年で、久居高校時代はゴルフ部に所属していたとか。コンスタントに対外競技に参加するようになったのは最近とのことだが、今回の優勝への布石は、今年行われた三重県オープンにあったのだ。西日本セブンスリーGCで開催された県オープンでh2日間歩きプレーだった。その際に、宮崎さんは自身の体力不足を痛感したのだ。「自分より年上のプロたちは平気で歩いている」と感じた宮崎さんは一念発起。「サオリーナのジムで週4回の自主筋トレしてきました。それが今回に繋がったのならすごく嬉しい!!」
2位
松本尚樹選手(三重) 73=35、38

アウトからスタート。前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返したが、後半に入り、3バーディ、1ボギー、2ダブルボギーと乱れた。「ダボはどちらも3パットしてます。ショットはまずまず良かったんですが、アプローチもパットも良くなくて・・」と2位に入るもゴルフの内容には納得がいっていない様子。昨年の県アマの優勝者は連覇を逃したことも悔しそう。とはいえ、「後半が悪かったのは体力不足かなあ。とにかく、グリーン周りがお粗末でした。打ち方ばかり気にしてしまって、距離が合わなかった」と反省も忘れなかった。まだまだ仕事現役の50歳。休みが取れる1日競技をメインに出場中。
3位
中村寛亮選手(鈴鹿) 74=36、38

インからスタートし、出だしの10番で2オンしたのに3パットでボギーを叩いてしまった。「出だしから今ひとつで、OBもありましたし、今日はしんどい日でしたね」。
4位
水谷友哉選手(スリーレイクス) 74=35、39


インからのスタートだった。「前半はパーを拾っていくゴルフだったけど、’後半はショットが徐々に良くなって、パットも入るようになった。バーディは8番と9番で連続で取れました」。54歳。マッチングスコアカード方式により惜しくも入賞を逃した。

◆三重県シニア◆

7月28日 ◉6540yd/Par72 参加人数77名(うち欠場6名)

レフティーの的場信一選手(名四)が3アンダーをマークし優勝。

50歳以上に参加資格のある県シニア。全員がインからスタートした。

優勝
的場信一選手(名四) 69=33、36


1イーグル、4バーディ、3ボギーと出入りのあるプレーだったが、「今日は気持ちよく回れました。イーグルは9番でピン左上20メートルからスライスラインが入ってくれた。今日の一番長いパットでした」というが、実はその前の8番でバンカーからの第3打が5メートルにつき、それを沈めてガッツパーにしたことで、次の9番のドライバーショットに気合が入ったのだった。
「名四のミケルソン」と仲間に親しみを込めて呼ばれているレフティーの的場選手。倶楽部では今年、社長杯で優勝している。ただ、芦原GCで開催された中部シニアでは1打足らずで日本シニアの出場権を逃してしまった。ゴルフ歴30年ほどの58歳。
2位
藤井広文選手(桑名) 70=34、36


ホールアウトし、的場選手と1打差と知ってガックリ。5バーディ、3ボギーのいいゴルフだったが、「最後の9番で、1メートルを外してしまった。それもピンの旗に当たって下に落ちた球だった。外した時に、感じたんだよね、この1打が決め手になるかなって」。長年、競技で勝負をしていると、大事な1打や、優勝スコアがなんとなくわかってくるらしい。超ベテランの藤井選手ならではの勘は当たってしまったが、前日の県ミッドシニアに続く入賞は、ご立派!!
3位
関淳悟選手(ローモンド) 71=36、35


11番でバーディ発進の後、17番でボギー、すぐの18番でバウンスバックし、1アンダーで折り返した関選手。「後半の1番で3パットのボギーになって、そこからパターの調子が狂ってきました。今日はショットが散っていたので、耐えるゴルフだったけど、伸ばせなかったなあ」。昨年シニア入り、9月で51歳になる。この県シニアは初出場。
4位
石原伸行選手(鈴鹿) 73=36。37


1イーグル、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容ながら、イーグルは前半最後の18番(パー6)で「フェアウェイからの3打目、残り100ヤードを48度で打ったらいい方向に飛んでいって、入りました。音がしたのでわかった」とニコニコ。67歳の石原選手は、前日は亀山の大会でプレーし2日連続、さらに翌日、翌々日も予定があり4日連続!とか。体力的に大丈夫かと思いきや、実は石原選手はゴルフの他に、中学生からサッカーを続けていて、今でもカテゴリー60で試合をしているのだ。「サッカーは走り回るし苦しいよ。ゴルフは楽しいねえ」と石原選手は目を細めた。
5位
田島浩史選手(MGRA山之一色) 73=36、37


1バーディ、2ボギーだった。「ショットもパットも良かった。グリーンを外したのは15番だけでした。そこでボギーを打ってしまった」と振り返った田島選手は、前日の県アマチュアにも出場。「昨日が練習ラウンドみたいな感じになっちゃいました」とも。稲武CC副支配人として働いている57歳。

◆三重県ミッドシニア◆

7月27日  ◉6274yd/Par72 参加人数96名(うち欠場6名)

69歳、長田和正選手(ルート25)がプレーオフを制し、初優勝

60歳から参加資格がある県ミッドシニア。70歳以上のグランドシニア世代も10人出場した。優勝は72ストロークで並んだ長田選手と小川選手によるプレーオフが行われ、1ホール目で決着した。

優勝
長田和正選手(ルート25) 72=38、34


プレーオフ1ホール目で見事に勝ち切った長田選手は「プレーオフは初めての経験でしたが、レジェンドの小川さんに勝てて嬉しい」と素直に喜びを表現した。
インからスタートし、16番から3連続バーディと、アウトは2つのショートでバーディを奪った。「5バーディ取れたけど、ダボは1つと3ボギーもあります。パットがよく入りましたね、’10メートルも5メートルもありました。ショットも曲がらず、フェアウェイキープができたのも良かった。いいゴルフができました」。69歳の長田選手がゴルフを始めたのは35歳の頃、対外競技に出るようになったのは56歳からだった。「60歳で年金生活になるのをきっかけにゴルフに専念しようと思ってね。関西在住だけど、3年前からはこっちにホームを移して、中部の試合に出ています。日本ミッドシニアも中部から出ました」と、今ではすっかり中部圏、三重県の競技にも積極的に参加している。
2位
小川竹男選手(涼仙) 72=35、37


76歳の小川選手はエージシュートのナイスプレーで首位タイとなったが、プレーオフで残念ながら2位に終わった。インからスタートし、16番、17番を連続ボギーの後の18番で2オンし5メートルのイーグルパットを外してのバーディで折り返した。後半はパーオンして2パットのパーセーブを続けて、8番で1メートルのバーディパットを決めて、パープレーフィニッシュをした。「今日はショットが良かったよ。今日はキャディーさんの言う通りに回ったんだけど、それが乱れずにできたことが全てかな」と笑っていた。
「エージシュートはもう数えていない」という小川選手だが、思い出すのは、中部グランドシニアにルーキーで出場した2016年(中京GC石野コースで開催)に、69をマークし、エージシュートとホールインワンも達成するという派手な優勝を果たしている。当時の小川選手は、ひどい腰痛をストレッチポールを使い、自力で克服していたことでも話題になった。そして、そのストレッチポールを朝晩40分ずつ使い、近所の公園の遊具を使っての筋肉トレーニングは今も欠かさず毎日続けているという。「僕の習慣だから」と笑うが、それこそ、この炎天下も苦にせずプレーできる根拠なのだろう。小川選手は翌日の県グランドシニアにも出場、12位で2日間を終えた。
3位
藤井広文選手(桑名) 73=35、38

インからスタートした藤井選手は4バーディを奪取するも、首位に1打及ばなかった。「3パットを4回もしてしまった。攻めすぎちゃったかな」と反省。最近アイアンを新しくしたとかで、「少し飛ぶようになった」と手応えを感じているようだった。藤井選手は翌日の県シニアにも出場、2位入賞した。

◆三重県グランドシニア◆

7月28日 ◉5853yd/Par72  参加人数78名(うち欠場7名)

77歳の五十川康雄選手(六石)が2位に1打差をつけ優勝。

70歳以上に参加資格がある県グランドシニア。全員がアウトからスタートした。優勝の五十川選手、2位の青木選手、3位の木下選手、そして80歳の山川敬止選手(西日本セブンスリー、78をマークし13位)の4選手が見事にエージシュートを達成した。また、最年長出場は88歳の沼田文夫選手(西日本セブンスリー)だったが、前半で棄権した。

優勝
五十川康雄選手(六石) 72=36、36


最終組最後のティーオフでスタートした77歳の五十川選手が、堂々のエージシュートでの優勝を飾った。「前半はバタバタしたよ」と振り返った五十川選手。2番でダブルボギーを打ったが、続く3番で2メートルを沈め、一つ戻す。6番ボギーの後、8番でOKバーディ、9番で1メートルにつけ連続バーディとしてイーブンパーで折り返した。後半に入ると、またも出だしの10番パー5でボギースタート。パーセーブを続けて、14番で1.5メートルのバーディパットを決めた。
「ドライバーが割にまっすぐいったかな。クラブを変えたからかなあ」と教えてくれたのは、今日で4回目の使用となる新しいクラブのことだ。PXG(アメリカ)にドライバーからパターまで全部を総取り替えしたのが半月ほど前。「馴染むまでに3ヶ月はかかるかなと思ったんだけど」今日のプレーで大いに威力を発揮してくれた、ということなのだ。合わせて、「あんまり暑いから、扇風機のついたベストも買って、使ってみた」と笑顔。五十川選手は、第13回三重県シニアオープン(西日本セブンスリーGCで開催)のグランドシニアの部で優勝している。
2位
青木清治選手(鈴峰) 73=37、36


優勝の五十川選手と同組で、2位入賞となった青木選手。「今日は五十川さんについて行きました。前半はドライバーが振れなかったけど、後半に良くなってきて、上りのホールは特に良くなった。16番で長い10メートルくらいのバーディパットが入ってくれた。次の17番は2メートルが入らなかったけどね、最後の18番は、3メートルが入ったらプレーオフだったけど、ダメだったわ」。2位になったものの充実感たっぷりといった青木選手だった。73歳。エージシュート達成。
3位
木下晶夫選手(ジャパンクラシック) 73=35、38


73歳の木下選手は、2バーディ、3ボギーの73で見事にエージシュートを達成した。「ショットガ良くていいゴルフができました。ただ、50センチのパットを外したりしたのはもったいなかったかな。昨日のミッドシニアにも出たけど、パットは悪かったねえ」。早々とホールアウトして、長らく首位に立っていたが、最後の最後で逆転されてしまった。「待ちくたびれたよ」と言いつつも、信楽、練習ラウンド、ミッドシニア、グランドシニアとこの日で4連続ラウンドをこなした73歳。猛暑の中、その体力には頭が下がります。