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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技インタビュー/県民G振興基金県大会<ローモンドCC>

2023/12/03(Sun) 17:17:39
第15回三重県民ゴルフ振興基金県大会
2023年11月16日(木)・17日(金)
会場/ローモンドカントリー倶楽部
距離と参加人数
16日/
男子60歳代の部  6124yd、Par72/70名(うち欠場1名)
女子60歳以上の部 5149yd、Par72/25名
女子60歳未満の部 5487yd、Par72/21名(うち欠場1名)
17日/
男子70歳以上の部 5884yd、Par72/81名(うち欠場10名)
男子60歳未満の部 6503yd、Par72/45名(うち欠場3名)
天候/16日 晴れ、17日 雨のち晴れ

県民ゴルフの最終戦。

振興基金県大会は2日間で男女5部門を開催。

三重県ゴルフ連盟(MGA)主催競技の今年度最後を飾る三重県民ゴルフ振興基金県大会。
各地区で開催された予選を通過した選手が、地区予選決勝に進み、そこでの上位選手たちが出場する振興基金県大会。精鋭ゴルファーたちの戦いではあるが、和気藹々とした雰囲気が漂うのも、この大会ならでは。
上位表彰の他に、5飛び賞やBB賞、BM賞が用意されており、松阪牛をはじめ嬉しい副賞が選手たちに贈られた。以前は競技後の表彰式の際に副賞品が手渡されたが、今は後日郵送の形が取られた。
また、今年度から女子の部は、60歳以上と60歳未満に部門が変更された。(昨年度は50歳以上と50歳未満だった)
会場のローモンドCCはこの大会に合わせてコースメンテナンスを万全に仕上げた。2日間ともにグリーンコンディションもスティンプ10以上、コンパクションも22だった。初日の16日は、男子60歳代の部と女子の2部門が行われた。青空が広がる絶好のゴルフ日和となった。翌17日は一転して、朝からひどい雨のため、スタート時間を30分遅らせる対応が取られた。徐々に雨は止んだが寒く、風も強くなり、男子70歳以上、男子60歳未満の選手たちには過酷だった。

◆男子70歳以上の部◆

山口芳隆選手(グリーンハイランド)が77で初優勝。


アウト4組目でスタートした山口選手が77ストロークで首位に立ち、後続のホールアウトを待つ形となったが、過去優勝者の辻幸博選手(三重白山)や岡村多聞選手(伊勢)たちけもスコアを伸ばすことができなかった。
優勝
山口芳隆選手(グリーンハイランド) 77=39、38

アウト4組からスタートした。「今日はアプローチがよかったです。雨と風で難しかったよ。出だしの1番でティーショットがチョロチョロってなってダブルボギーでスタートした。バーディは8番と12番で取れました」。ゴルフ歴50年という70歳。県民大会決勝にはほぼほぼ出場してきたが、今までの最高位は「四日市CCの時に3位だったかなあ。まさか優勝でいるとは」。
2位
鈴木茂選手(白山ヴィレッジ)  78=44、34

アウト7組からスタートした鈴木選手は、8番で11打と大叩き。「ティーショットを右に曲げて、OBを2発続けちゃって、気落ちして、その次の9番もダブルボギーにした。でも、気持ちを締め直して後半へ行ったら、出だしの10番で3メートルのバーディが取れて、後半は3バーディ、1ボギーで回れた。自分への意地でしたね」。鈴木選手はクラブチャンピオンを2連覇している70歳。
3位
右城省三選手(榊原)   78=37、41

インからのスタートだった。「前半の14番でトリプルがあった。後半はなんとかなったけどね。最後の9番で残り140ヤードの2打目を9アイアンで打ったらピンの上15メートルについたんだけど、そのくだりスライスが入ってバーディが取れたのは嬉しかった」。71歳。マッチングスコアカード方式により3位となった。(写真右が右城選手)

◆男子60歳代の部◆

石原伸行選手(鈴鹿)が昨年に続く連覇。


昨年の県民大会で優勝した石原伸行選手(鈴鹿)が74で連覇を達成した。74で寺西選手と並んだが、マッチングスコアカードにより優勝となった。
優勝
石原伸行選手(鈴鹿)  74=37、37

昨年の県民大会で優勝した石原伸行選手(鈴鹿)が74で連覇を達成した。アウトからスタートし、ボギーが先行したが、5番で15メートルのバーディパットが入った。「今日は、長いバーディパットの他にも、8メートルくらいのパーパットも入ったし、交通事故みたいに長いのが3つもがちゃーんと入ったんだよ。ラッキーだった。後半もボギーが先行してダメかなあと思ってけど、なんとか耐えれたよ。まあ、出来すぎだよ」と謙遜気味に話してくれた石原選手だったが、連覇はお見事。三重県の競技では常に上位に顔を出している常連選手で、今年は、三重県シニアで4位となっている。ゴルフの他に、今も社会人サッカーチームで試合を続けているスーパーアスリートだ。
2位
寺西克之選手(榊原)  74=35、39

インからのスタートだった。14番(373ヤード、パー4)で第1打が池のネット際まで行き、アプローチもグリーンオーバーするなど3オン3パットのダブルボギーをたたいた。その後、1バーディ、2ボギーの39で折り返した。後半は難関の7番(410ヤード、パー4)で「あの谷越えが完璧でした。80センチ奥についたけどバーディが取れた」と寺西選手。続く8番(469ヤード、パー5)も50センチにつけて、連続バーディを奪った。「練習ラウンドに来れなくて、今日はぶっつけ本番、初めてのラウンドでしたが、知らぬが仏、というのかな。うまく回れました。もしコースを知ってたら、ドライバーは使わないというホールもあったから、ほんとラッキーでした」とスコアメイクできたことを喜んだ。県民決勝には9年連続で出場している61歳は、昨年12月に首のヘルニアを発症し痛みと戦っている。(写真左が、寺西選手)
3位
金守彰選手(伊勢)  76=41、35

アウトからスタートした金守選手。「前半たたいてしまったけど、後半はよくまとまったと思う」とにこやか。後半の10番(348ヤード、パー4)で3メートルを沈めてバーディ、さらに12番(293ヤード、パー4)で6メートルほどが決まりバーディを奪った。タイが生じたためマッチングスコアカード方式により3位が決定した。
4位
冨田耕一選手(タートルエース) 76=39、37

アウトからスタート。バーディは8番で1メートル、12番で7メートルを沈めての2つだった。「寒かったし、難しかった。等にグリーンが難しいので3パットもあったし、短いバーディパットもいくつか逃してしまった」。3位の金守選手とどうスコアだったが、マッチングにより、表彰を逃した冨田選手。「去年もマッチングで4位だったんですよ。2年連続はちょっと悲しいなあ」。

◆男子60歳未満の部◆

大西潤選手(三重白山)が75をマークし、連覇達成。


この部門のイン1組目でスタートした笠井聖文選手(ローモンド)が81ストロークでハウスリーダーを続けていたが、アウト最終組の4人がナイスプレーでホールアウトし、上位を独占した。
優勝
大西潤選手(三重白山)   75=38、37

昨年に続いて、男子60歳未満の部を連覇した大西選手。出だしの1番、2番で連続ボギーとし、その後も2ボギーを打ったが、8番、9番を連続ボギーとした。「同組の人たちが手堅いゴルフをするいい内容だったので、必死について行こうと頑張りました」とメンバーに感謝。前半を1オーバーで折り返し、後半は12番で1.5メートルにつけてバーディを奪った次の13番で第1打がカート道には寝てOB、ダブルボギーとなった。「そこからは必死に耐えて、16番で62ヤードのセカンドが60センチについてバーディが取れました」と振り返った。
「ショットが良かった。でも、一番はこの組で回ったことだと思う。集中力を切らさずにできた」と最後までメンバーに感謝した。高校生でゴルフを覚えたが、卒業後は仕事で約25年間はエンジョイゴルファー、競技復帰は6年ほど前だった。三重白山のクラブチャンピオンを今年で3連覇している。「今、優勝できるようになって、ゴルフがすごく楽しいです」。いつも明るい笑顔の大西選手だった。
2位
奥野桂佑選手(ローモンド)   79=38、41

「アプローチがよかった」と2位を喜んだ奥野選手は今大会最年少出場の30歳。11番ショートでOBを打ちダブルボギーとしたが、16番では3メートルのバーディパットが決まった。奥野選手はゴルフを真剣に始めて、まだたった1年のビギナー。競技も去年からという中でのナイススコアだった。よかったというアプローチ、ウエッジは「同級生の竹内廉プロにもらった」もので、「廉に感謝です!!」。
3位
豊田昌史選手(タートルエース)  79=37、42

「前半は頑張りました。でも後半になって、アプローチがよらなくてボギーが続いてしまいました。バーディがゼロで残念でしたが、この風では仕方なかったですね」。豊田選手はゴルフを始めて10年目の47歳。今年はインタークラブのメンバーとなり、中部インタークラブ本戦出場にも貢献している。2位の奥野選手と同スコアだったが、マッチングスコアカード方式により3位となった。

◆女子60歳以上の部◆

菊川由美子選手(白山ヴィレッジ)がイーブンパーで、2位に9打差の圧勝。


全員がアウトからスタートした。
優勝
菊川由美子選手(白山ヴィレッジ)  72=38、34

出だしの1番で30ヤードをチップインバーディと気分良くスタートした菊川選手だったが、3番、6番、9番でボギーを打ち、2オーバーで前半を終えた。後半に入り、13番ロングで上の段8メートルのバーディパットを決めると、続く14番ではこの日2つ目のチップインバーディを奪った。「今日はショットが安定していたし、アプローチがよかったですね。ローモンドは久しぶりで、練習ラウンドなしのぶっつけだったので、ピンの奥まで打たないように気をつけたことが幸いしました。グリーンのスピードがあっていたのもよかった」と笑顔いっぱい。
県民大会は第1回からずっと出場しており、今回で2度目の優勝となった。
2位
山下清美選手(名松)   81=44、37

女子の部の1番スタートだった山下選手。「朝は調子が出なくて、ダブルボギースタート。前半は叩きましたね。後半は距離も短かったこともあって、パープレーを続けられました。でも17番で2オン3パットのボギーにしちゃいました」。
3位
内田宏枝選手(四日市)  82=45、37

アウトからスタートし、前半が45としたが、後半に1オーバーと踏ん張った。82ストロークで平井敏子選手(白山ヴィレッジ)と並んだが、マッチングスコアカード方式により内田選手が3位入賞となった。

◆女子60歳未満の部◆

田中蘭子(ローモンド)がイーブンパーで勝利。


 77でホールアウトした吉川美香選手(松阪)が首位に立っていたが、最終組で回った4人が素晴らしいスコアをマークし、上位に入った。全員がインからのスタートだった。
優勝
田中蘭子選手(ローモンド)  72=37、35

会場のローモンドがホームの田中選手が見事に優勝を飾った。「ホームなので恩返ししたい。勝ちたいと思っていて実現できたのが一番嬉しい」と満面笑みで18ホールを振り返った。出だしの10番は「あたり損ねて」木の真裏に行ってしまったが、うまく出せてパー。11番も左に跳ねて、バックスイングが取れないほどだったがパーを拾えた。「今日は抑えながらプレーする日かなあ」と思ったという。8番では第1打が右に行ったが、ギリギリでOBを逃れる運もあった。
バーディは前半に2つ、後半に1つ、そして1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパーだった。「不前半は特にフェアウェイに置けなくて、しのいでしのいでのパーでした。優勝できてよかった」とホッとした表情になった田中選手だが、実は大会のあった週のはじめに大阪でお世話になったご夫婦のご主人が亡くなり、通夜と葬儀に参列した。「身内のように親切にしていただいた方でした。今日の優勝も助けてもらったのかな」。
田中選手はそもそもこの大会のことを知らなくて、メンバーの方に教えてもらったのだという。それに本戦に出場する地区予選のレベルは高かったのだとか。三重CCの通過人数は6人だったが田中選手は72で回って4位だった。「ホームのプレッシャーもあったけど、応援してくれる方たちへの恩返しができたかな」改めて感謝の言葉で締めくくった。中部女子ミッドアマの2022年優勝者。33歳。
2位
栗原悦子選手(伊勢大鷲)   74=37、37

「いい感じでスタートしたんだけど、13番で3パットのボギーm後半も1番で3パットしました」と流れを説明してくれた栗原選手。「今日はパーオンはして行ったけど、ショットが寄らなかった。パットがなかなか入りませんでした。組のみんながいいゴルフをしていたので、楽しく回れました」。栗原選手は今や三重県はもちろん、中部、日本でも名前の知れた存在だ。今年も多くの競技に出場したが、三重県代表で出場した日本スポーツマスターズでは女子団体優勝、個人でも優勝を果たした。また、ハワイで行われた全米女子シニア予選に出場するなど新たな挑戦もしている。
3位
前田英里選手(トーシンプリンスビル) 76=40、36

前田選手は昨年の大会の優勝者、前田選手は連覇とはいかなかったが、3位に入賞した。「前半は耐えていたんですけどね、後半の上がり、7、8、9と3連続ボギーをしてしまいました。良かったのは前半の17番のバーディかな。16番で短いのを外してパーだったので、’悔しくて入れ替えしたって感じです」。タートルエースGCに勤務している前田選手は仕事も忙しい49歳。
4位
伊藤弥夕選手(白山ヴィレッジ)  76=39、37


マッチングスコアカードにより4位となった。「前半は耐えたけど、後半はちょっと耐えられずでした。でも、後半の2番でチップインバーディがありました。全体としてはドライバーが安定していたの良かったです」。伊藤選手は、昨年の大会で3位入賞している。対外競技は県民大会だけに参加している伊藤選手に、同組で回った選手たちから「もっと他の競技にも出ようよ」と熱烈ラブコールされていた。
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