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三重県ゴルフ連盟

競技報告

◆3eの日◆競技会場紹介/涼仙ゴルフ倶楽部<県女子オープン>

2024/04/03(Wed) 14:29:26

45万坪の広大な敷地に広がる、池泉廻遊式庭園。

女子プロやトップアマはどう攻略するか。

涼仙ゴルフ倶楽部

支配人 扇谷純さんにお聞きしました。

●水と大地と人が溶け合う仙境の誕生から、30年以上が経ちました。
涼仙ゴルフ倶楽部の開場は1992年(平成4年)7月。高低差わずか20mの極めてフラットな丘陵地に、完全なる別世界を求めて創り上げたゴルフコースです。涼仙という名称の由来は、水の京(みやこ)と書いて「涼」、人と山(だいち)が寄り添って「仙」から。その名の通り、水と大地、そして人が溶け合うところをイメージしています。数寄屋建築のクラブハウス、食堂から望める枯山水、細部にまでこだわった池泉廻遊式庭園など、世界に誇る日本文化をきめ細やかに投影した”仙境”は、他にはないメンバーシップコースとして親しまれています。

●美しく、広々としたホールに、思い切った挑戦を。
45万坪の広大な敷地に、ゆったりとレイアウトされた18ホール。そこには単なるスポーツとしてのゴルフではなく、日本が世界に向けて発信できる文化を創造したいという思いが込められています。コース内には九天の滝から流れ落ちた清水が流れ込んでいる春望湖、鳴琴湖、早秋湖など7つの池が美しい水面をたたえつつウォーターハザードとして待ち構える一方で、南亭、春秋亭、竹里舘、松風菴などの風情ある菴がプレー途中のゴルファーを優しく癒してくれます。
どのホールも広々としていますので、思い切ったマネジメントで攻略していただけたらと思います。

●県オープン、県シニアオープンに続くMGA3大競技の開催。
当倶楽部では、これまで数々のプロ競技を開催してきました。女子の大会としては、1994年(平成6年)から13年間、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)の「雪印レディース東海クラシック」と「マンシングウェア東海クラシック」を開催。今回は久しぶりの女子プロとアマの戦いです。そして、この女子オープンの開催で、三重県ゴルフ連盟主催の3大オープンを全て行うことになりました。大会に向けて、私どももコースを万全に整えて皆様をお迎えいたします。当日をとても楽しみにしております。

<コース紹介>

「HDCP1のホールはアウトの5番パー4、右ドッグレッグのホールです。それに、やはり上がり3ホールは勝負どころなので難しいと思います」と語る扇谷支配人は、涼仙GCにキャディとして入社して以来約30年、さまざまな部署を経験し、倶楽部の隅々まで知り尽くしたベテランです。「暑さで大変だった去年夏もキーパーたちの努力でいいコンディションを保つことができました。その流れで今も最高の状態を保っていますので、大会の日もしっかりと整えてお迎えいたします」と心待ちの様子でした。
★コースはほぼ全てのホールに修景池が絡み、プレーヤーにプレッシャーを与えている。グラスバンカーが多いのも特徴で、隠れハザードはなく、IPからはすべてグリーンが望める。
攻略的には風をどう読むかが大きなポイントと言える。グリーンはワングリーン、最高級ペンクロスベント芝を使用している。微妙なアンジュレーションなど、倶楽部所属のキャディたちが選手をフォローしてくれるはずだ。
三重県女子オープンゴルフ選手権競技
18H、Par72/Back6681yd、Regular6258yd、Ladies5306yd
◆アウトコース◆
★3番H(Par5/B516yd、R481yd、L401yd)
穏やかに打ち下ろす、心字湖越えのロングホール。第1打は正面のグラスバンカーを越えた右側バンカー近くに落としたい。第2打は勝負となる3打目に得意距離を残すように刻むのが得策。グリーンは微妙なアンジュレーションがあり、近くにつけても難しい。奥にこぼすと池が控えているのでオーバーは禁物。


★5番H(Par4/B397yd、R373yd、L332yd)
難度の高い右ドッグレッグのミドルホール。右の木を狙って打ちたいところだが、ビーチバンカーに捕まると困難。砂はサラサラ、頑張って打ちに行くとズボッと足が沈んでしまうことも。パーオンを狙うベストルートはフェアウェイ中央の5本松の右あたり。グリーンは奥からの傾斜がきつく、真ん中にくぼみがある。

★8番H(Par4/B376yd、R350yd、L289yd)
右ドッグレッグ、第2打がポイントになるミドルホール。第1打の狙い目はフェアウェイ右サイド。グリーン左手前にバンカーが口を開けており、奥には壮大な「九天の滝」が待ち構える。グリーン手前がとても速いため、なかなかピンに寄せるのは難しいが、右手前から積極的に攻めていきたい。


★9番H(Par5/B513yd、R489yd、L438yd)
緩やかに打ち下ろす2オン可能なロングホール。フェアウェイの左側は落ちているため、第1打は左右に分かれるフェアウェイの真ん中に立つ楠の木を目標に、右サイドに運びたい。第2打はグリーン左右のバンカーが気になるが、2オンを狙い、思い切って打っていくのみ。バーディを奪ってバック9に弾みをつけたいホールでもある。


◆インコース◆
★12番H(Par3/B202yd、R182yd、L129yd)
確かな技術が要求される難関ショートホール。右からのアゲンスト風が多いため計算しづらく、池のプレッシャーもかかるため、距離感がいちばんのポイント。縦長のグリーンは3段で、ピン位置によって難易度が異なるが、左から攻めるのが鉄則。花道狙いは右に跳ねると難しくなる。ピンのある面の手前を狙い、正確な読みとキレのあるショットで攻略を!!

★14番H(Par4/B387yd、R364yd、L236yd)
左ドッグレッグのミドルホール。第1打は正面のグラスバンカーの右サイドを狙うのがセオリーだが、高い球で左の林越えも不可能ではない。うまく越えれば、残りはショートアイアンでいける。グリーンを狙う第2打は風と距離感がポイント。グリーンは砲台で右に深いバンカーがあるので左手前が定石。

★16番H(Par3/B184yd、R163yd、L122yd)
やや距離のあるショートホール。ほぼアゲンストの風となる。グリーンは大きく右に傾斜した形状で、落とし所によって難しいラインが残るため、ピン位置に応じた戦略が鍵になる。安全策としてはグリーンの左半分に乗せること。また、グリーン手前のグラスバンカーには要注意。

★17番H(Par4/B398yd、R389yd、L340yd)
第1打にプレッシャーがかかる右ドッグレッグ。オーガスタの18番ホールをイメージしてレイアウトされたパー4。フェアウェイ右側のコーナーを林が包み込んでいるため、左サイドを狙うのが賢明。グリーン周りはバンカー群となっている。第2打はピン位置に関係なく、グリーンセンターを狙っていこう。難しいホールなので、パーセーブはラッキー、ボギーでも良しとしよう。


★18番H(Par5/B550yd、R515yd、L453yd)
戦略性の高い最終ロングホール。第1打は打ち下ろし、正面に見える竹里館方向に思い切って打てば2オンも可能。刻む作戦でバーディ狙いの場合は、右サイドで確実に。グリーンの手前から左サイドは池が絡んでいるため、方向性と距離感を大切に攻めること。